福岡に行ってきたのさ

最近ねー、すごく忙しかったのよ。
親会社とか役所とか暇なのかなぁ。
しょっちゅう監査だとか立入だとか。
それに社員教育も重なって、「キー！！」となってました。
休みの日の夜はちび子と一緒に早寝（19時半とか20時には布団に入っていた。おっさんの寝る時間じゃないよね）だったからパソコンに触らず、クモの巣が張る勢いだったよ。
だから久々のブログです。





福岡に行ってきたのさ



25日に私用でも社用でもない、何かわからないけれど、大きな声じゃ言えない用事で福岡に行ってきたのさ。

行きは4時半に起きて準備して、6時半のフライトだった。


今は予約した時に、パソコンに送られてくるバーコードリーダーを携帯に読みこませ、それをかざすだけで飛行機に乗れちゃうんだね！←当たり前なんだろうねぇ
めったに飛行機に乗らないから、その搭乗手続きに驚いたよ。
それに久々の飛行機だから楽しみだ。




飛行機は時間通りに加速を始め、宙に浮かんだ。




羽田を飛び立つ時に、「やけに霧が濃いなぁ」なんて思っていたんだよ。
福岡空港について朝食を取っていると、天候不良のため、福岡から羽田へ行くやつは、最悪神戸へ降りるみたい。
帰る頃には大丈夫だと思うけれど…。




用事が終わり、福岡空港へと戻る。
用事が終わる時間がよく分からなかったから、飛行機を予約する時にかなり余裕を見たのよ。
だからフライト時間まで3時間弱の待ちだ。
かなり待つよねぇ。



約1時間博多駅の周りをうろうろしてみた。
思ったより賑やかじゃないなぁ。←繁華街はもっと違うところだと後から気付いた
あまり観るところもないみたいだし、バッグも重たいから少し早いけれど、空港へ戻ろう。



飛行機の見えるカフェでケーキセットを食べながら、仕事の資料を作る。
仕事をしながらアナウンスに耳を傾けると、なんか朝の霧の影響がかなりあったらしく、
ガンガン欠航のお知らせが…。
羽田へ向う飛行機で、4時間半遅れている機もあるらしい。
よくないねぇ。



フライト予定時間まで後1時間と少し。
時間の確認も兼ねてカウンターに行き、予定通り飛ぶコトを確認してチケットを受け取り、専用ラウンジへ向う。
帰りは贅沢をして
「プレミアムシート」
なんだよ。
このシートだと、航空会社のラウンジが使える。
初めて入るよ。


チケットのバーコードを機械にかざし、中に入ってみてびっくり！
シートは広いしふかふか。
ビールもソフトドリンクも飲み放題だよ！！←約2倍の料金出しているからね
周りを見渡してみると、かなりくつろいでいて、長くいそうな人もいるよ。
しかも結構混んでる。
おかげで座る場所を確保するのに少し苦労したよ。
でもこんなトコならすぐ来れば良かった。もったいないコトしたなぁ。


それにしても周りは
「いかにもビジネスマン」
という人たちばかり。
よれよれのコーデュロイのズボン（それでもエドウィン）にパーカー（人気のファーストリテーリング）にラフなジャケット（確かGAP）なんてのは僕だけだよ。


ホントはスカジャンを着たかったのだけれど、お嫁様が
「ジャケットを着ろ」
って言ったから、この格好したのだけれど、やっぱりスカジャンにすればよかった。
少し離れた所でパソコンで仕事をしているおねーさんの、
「なんでこんな格好のヤツがここに？！」
と言わんばかりの視線がうれしい。


そんな視線を受けつつパソコンを取り出し、ビールを飲みながら再び資料作りを始める。
ビール美味しい！

アナウンスが頻繁に流れる。
僕の乗る機体の前の便は、2時間遅れみたい。（格安チケットの便は４時間半飛んでない）
しかも、羽田の天候が悪い場合は神戸に降りるんだって。
下手したら神戸から新幹線か？！！
最悪泊まりかも…。


予定時間30分前になっても搭乗の案内がない。
少し心配になった頃、「10分遅れになった」とアナウンスが。
飛ぶ気はあるみたいだから、ちょっち安心。


修正された搭乗時間10分前で、もう10分遅れるとのお知らせが。
このままずるずると遅れていくのか？…。

更に修正された搭乗時間の10分前。
途上案内のアナウンスはないけれど、我慢しきれず搭乗ゲート近くへ移動する。




そこはすごい人だかりだった。
他の航空会社の欠航分を、僕なんかの乗る機体に振り分けたみたいだ。


ここまで来てじたばたしても仕方ないから、半分覚悟を決めてゆったり待つコトにした。








予定時間より大きく遅れて、機内への案内が始まった。
よかった。飛ぶらしい。
僕の予約したシートは、
「これ以上前に座るヒトはパイロット以外いません」
てなくらいの最前列。
新婚旅行以来だよ、こんなシート。



備え付けてあったスリッパ履いて（しかも持ち帰り用の袋もついてた。当然頂いて帰りました）、仕事用資料と気分転換用のまんがと、万が一何もする気が起きなかった時用にポータブルテレビを用意し、シートベルを着用した上に、ブランケットを膝にかけて機体が動き出すのを待った。


ちなみにテレビの使用は
「控えていただきたい」
とキャビンアテンダントさんから、やんわりと使用禁止の通達があったのさ。



まんが本を読みながら（←仕事用資料はどうした？！！）ふと、だいぶ時間がたっていることに気づいた。
かなり待っているのに1cmも動いていない。



そのうち機長から、乗ってくれてありがとうアナウンスと、

「羽田から着陸の許可が出ないので飛べません」
と告白があった。


このシートなら
「1泊位してもいいや」
と思えるのだけれど、明日は社員教育をするからどうしても今日帰らなきゃならない。（持ち込んだ仕事はその資料作りなのさ）

でも、飛ばない可能性や、最悪神戸に降りることとかには言及がなかったから、飛べると信じてまんがを読む。


結構読み進めたころ、ようやく滑走路に向かって機体が動き始めたよ。


滑走路に出て、一旦停止することもなく一気に加速していく。
この加速と飛び立つ瞬間が大好きだよ。

周りは真っ暗だから景色が見えないのが残念だね。




飛行は順調で、エアポケットとか乱気流に突っ込まなきゃ新幹線より揺れなくて快適だねぇ。



パソコンを出して仕事を始めてすぐに、夕御飯が出てきた。
お重にはホテルニューオータニ熊本って書いてある。
ちょっち豪華。
お味も良く、美味しく頂きました。


かなり時間がたった頃、いままでほとんど無音で飛んでいたのが、いきなり「ゴー」という音がし始めた。
一瞬何かのトラブルかとも思ったけれど、揺れもアナウンスもないからその後は大して気にもしていなかった。



それからまた少しした頃に

「羽田から着陸許可が出ません。だから房総半島上をくるくる回っているよ」

と機長からのお知らせが聞こえてきたのさ。



ここまできたら降りれれば何でもいいよ…。



窓から外を見ていると、ぽつぽつと地上の星が見える。
あれは浦安ねずみの国かな？
と思った途端に機体は降下し始め、多少は揺れはしたものの、そのまま一気に羽田に降りた。

なんか最後はあっけなかったなぁ。
そういえば羽田からバスで帰ったことはなかった。
ゲートを出て京急に向かうけれど、途中で気を変えてバスターミナルへ向かう。
電車に乗れば15分くらいで家につくけれど、これだけ遅くなったらもういいや。

5分くらい待つとバスが来た。
乗り口脇の一番前の席に座る。
バスはこの席が一番好きだ。

いつもボルティで走っている道を、違う視点から見るのは楽しい。



電車で帰るよりはかなり遅く家に着いた。

当初予定では9時前に着くハズだったけれど、時計を見ると11時。

トラブルはあったけれど、楽しい小旅行でした。
また豪華なシートで飛びたいなぁ。



翌日の新聞を見てびっくり。
霧のおかげで、羽田着陸便は
180便欠航
したんだね。
運がよかったんだね。ぼく。