ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

真中朋久歌集『火光』をとことん読む会、あなたを読む会

2015-12-25 22:45:28 | 日記

 おとといは真中さんの『火光』をとことん読む会でした。

 

 この会のために日帰りで東京から参加された方を含めて17名。 15分くらいまえに着いたらもう席が4つくらいしかない、という状態でした。 みなさんの熱心さが伝わります。

 

 事務所でやる会は中央のテーブルをぐるりと取り囲んでやるので、一体感があります。 まずは「好きな一首」をそれぞれが頁順にひとことコメントをして自己紹介。 そのあと本番の「議論したい歌」へ移りました。

 

 それぞれが議論したい歌へ疑問や思いをぶつけて、読み解きあっていくうちにいろいろ深いところが一瞬見えたような気がしました。

 

 ・人災を言ひつのる馬鹿は万全の岩窟の内に閉ぢ込めるべし

 

 「馬鹿」とは誰のことを言っているのか。 ということが議論になりましたが、自分が思っていた読みとまったく別の読みが出されて、驚きました。

 

 ・とうに死にて死につづけたるひとびとが新しき死者を迎へるごとし

 

 この歌は「この山のつづき」という一連の中にありますが、この前の一連が震災の歌なので、やはり「山」といいつつ「海のイメージがする」「かひやぐらしづむごとし」の歌が前にあるが、ほんとうは何を見ているのか、といったあたりが議論になりました。 私は海の中で死者が重なっていくようすを思っているのだろうと思ったことを言いました。

 

 ・弟の殺さるるまでを見届けむ死んでも疎まるるべき弟の

 

 「弟は原発である」という読みが提示され、それはこの歌集が出たころにネットで読んだことのあるひとは共通してそのように受け止めていたのですが、はじめてその読みを知った人は衝撃を受けている感じでした。 たしかにこの歌は「工場の町」という小題の2首のうちの1首で、そんなことはどこにもありません。 全体的に詞書や注もなくて、「わかってもらえなくていい」といったスタンスが中心にあって、そこが真中さんらしいと思いました。 

 

 ・五十年息をひそめてありたるとわが裡をいでて来たりしこゑは

 

 この歌は私が出した「議論したい歌」。 裡のなかにひそんでいたのは、幼少のころとか成人してからでなく、生まれ出たそのときからあった、というのです。「もう自分を殺しつづけなくていい―あなたが来て言ひたり」や「わが裡にほろびゆくものほろびたるものがおまへをほろぼす かならず」や「やがて喰ひやぶつて出てくるのかわが裡の龍を恃み懼れる」など、繰り返されてところどころに現れる「裡にひそむもの」。これがかなり印象に残って、絶対に誰も踏み入ることのできない昏さを確認しました。

 

 さて、きょうは「あなたを読む会」8回目です。 5月からスタートして、仕事の帰りに毎月って続けられるのかなと思っていましたが、こちらもみなさん熱心で、もう8回になりました。来年も続けましょう、いう声があって、体力の続く限り私もがんばりたいと思います。

 

 手作りのクリスマスクッキーなどが配られてクリスマス気分を味わいつつ、真剣勝負。 今回は5名でしたが、白熱し、いつもより長引いて18時半から21時半まで、1作品に30分以上かけて議論されました。 私の童話も問題点や不明点が浮き彫りにされ、推敲がまだまだ必要だなと思いました。

 

 遠慮なく言ったり言われたり。 終わったらすがすがしい。 今年は深く語り合える場に参加できていい年でした。 

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ぷれぜんと

2015-12-25 00:09:12 | 日記

 さっき、だらだらテレビを見ながら、あーあ、息子が大きくなるってほんとうにつまらないなぁと思っていました。

 

 きのうからお腹がいたいし、食欲もないし、だめだなぁ。

 

 そろそろお風呂を磨いてお湯をいれようかなぁ、面倒だなぁ。

 

 そこへ電話。 リビングまでだだだと走ってでたら、

 

 息子「きょう、やっぱ帰るわ」

 私 「いまどこ?」

 息子「一乗寺と茶屋町の間」

 私 「ごはんは?」

 息子「きょうは打ち上げで餃子パーティやってん。 お風呂沸かしといて」

 私 「わかった」(←平静を装うが顔がにやける)

 

 急に張り切ってお風呂掃除を始めます。 生きていたんだな。 きのう夜中の2時くらいに電話が鳴って、二階でうとうとしていたのですが、もしかして警察からだったらどうしようと思って、鴨川に浮かんでいましたとか、だったら・・・ と階段を駆け下りてきたのですが、会員からの変更依頼のFAXでした。 なーんだ。 

 

 寒くないのかなぁとか、ご飯食べてるかなぁとか、傘、持っていったかなぁとかいろいろ心配していたのです。

 

 ケーキ。 買っておけばよかったな。

 

 でも、クリスマス用のクッキーがあるからそれでも食べよう。 

 

 

 

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らめらめりーくりすます

2015-12-24 19:38:54 | 日記

 あたたかいイヴです。 (気温が)

 

 ロームのクリスマスイルミネーションが職場から見えるというロケーションに毎日いて、1回くらいは遠回りしてロームの通りを歩いて帰ろうかなと思ったりもするのですが、帰る時間になるとさっさとバスに乗ることばかり考えてしまうので、今年も遠回りしそびれました。

 

 城陽では数年前から神戸のルミナリエにはほど遠いですが、ティンクル城陽というイルミネーションの催しをやっていて、きょうは帰りの快速、人が多いなぁと思っていたら、結構な人が城陽で降りました。

 

 男の子が、「みんなイルミネーションみにいくのかな」と母親にきいていて、みんなじゃないよー普通に家に帰る人もいるよー といいそうになりましたが、へんな人になるので言いませんでした。

 

 26日に突然ふってわいたような楽しみなイベントが入り、それに着ていく服をきのうあわててクリーニングに出したので、それを受け取るのがきょうの夕方しかないのでした。 だから、京都駅でもパンだけを買い、寄り道せずにまっしぐらに帰りました。

 

 駅にきていた夫の車に乗ると、「ケーキどうする?」と言います。 

 

 ケーキ・・・・? いや、今週は息子が4泊5日でオケの練習に行っているので、まったくクリスマスの気持ちになれず。 あしたの夜遅く帰って来るらしいのですが、私もあしたは「あなたを読む会」なので遅くなります。 

 

 「ほんじゃ、晩ごはんはいるんやな。 あしたは早く帰れるから、ケーキも帰りに買って帰るわ」

 「(あくまでもクリスマスにはケーキを食べるんだな) うん、お願いします」

 

 私はクリスマスより、お正月に義父母を招くっていうだけで、頭がいっぱいなんです。 きょうも楽しみなライフへ買い物に行ったのですが、お正月ようのおめでたいお箸やお椀を買いました。

 

 クリーニング屋へより、家の服に着替えてふえーとテーブルにうつぶせたとき、羽織っているラメ入りのカーディガンがきらきらして、ツリーの玉みたいだなぁと思いました。 そっと目をとじて薄目して見ると、こんどはきらきらのクラゲのように見えました。 なんだこの幻。 死にかけのマッチ売りの女みたいじゃないの。 おなかすいたんですよ。

 

 と、テーブルにすてきなものを見つけました。 友達から届いたチョコレート。 わーーー おなかすいてたんだよ、ありがとう~ 

 

 メッセージ読みながらチョコを食べてちょっと涙ぐんでしまいました。 なんというイヴでしょう。 この時期、自分はカード書いたりお菓子を送ったりぜんぜんできないのに、送ってくれる友達がいて、申し訳なく、でもうれしく。 

 

 さあ、元気をだして夕ご飯にしましょう。

 

 

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冬がきた

2015-12-22 22:34:56 | 日記

 なかなか冬らしい冬がこなかったのですが。

 

 とうとう、冬になりました。

 

 うちのK課長は毎日チョコレートとお豆腐をお昼に食べるのですが、きょうから湯豆腐にしていました。 昨年、真冬にも冷奴を食べておられたので、湯豆腐ができるように大き目の陶器のボウルと豆腐を掬う小さな網と、ポン酢を入れるとりわけ皿を買ってあげたのでした。

 

 K課長「寒なってきたなぁ。 そろそろ湯豆腐にしようかな。 お、ちゃんと昆布茶もおいてある」

 Kさん「至れり尽くせりですねぇ。 このあいだもイベントのとき、私がK課長のためにお豆腐の差し入れもしたし」

 私 「へぇ、課長愛されていますねぇ」

 K課長「ほんまやわ。 それで、どうするんやったかな。 なにしろ去年の冬以来やもんなぁ」

 私 「ボウルにお湯をいれて、昆布茶をいれて、お豆腐をいれてチンするんです」

 K課長「そやった、そやった」

 Kさん「ふじたさん、湯豆腐の道具、用意してあげたん?」

 私 「だって、見てるほうが寒いんやもん」

 Kさん「あはは、それは言えてる」

 

 しばらくして、通りかかりに「おいしくいただきました」と言って行かれました。

 

 今週は残業を覚悟していたのだけど、きのうと今日はさくさく進んで、残業はなしになりました。 

 

 気が付くと、今年もあと10日です。

 

 

 

 

 

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忘年会

2015-12-21 23:04:45 | 日記

 職場で毎月積み立てをしていて、年に2回夏の会と冬の会という飲み会があります。

 

 夏の会は短歌行事と重なってしまって、行かなかったのですが、きょうの冬の会(忘年会です)に参加しました。

 

 しっとりとした和食のお店。 少人数でお店をやっているせいか、お料理がゆっくりとでてきて、初めはおなかすいたなぁと思っていたのですが、何を食べてもちょうどいい味で、これならいくら待たされても構わない、という気になって待ちました。

 

 8月に退職されたIさんや、今月から来られたMさんも参加されて、とても賑やかでした。

 

 ただ、眠いすぎる・・・・

 

 来年も私の部署の私が担当している事業は事業拡大が決まったそうで。 え、これ以上拡大ですか・・・という感じですけど、もうひとり人が増える模様。

 

 いやぁ。 とにかく、今年度を無事に終えることです。 

 

 これからがスパートです。

 

 

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