このあいだ、20歳になった息子に、お祝いをいただいた人にお礼状を書くように言いました。
「なにかけばいいの?」
「ありがとうってことを書けばいいだけやん」
「スペースあまりすぎるやん」
私の夏用絵葉書を3枚彼にあげることにしました。風鈴の絵が気に入っていたんですけど。
「半分は絵が書いてあるから。「暑中お見舞い申し上げます」だけでもう半分くらい書いたことになるでしょ」
「んー じゃあそうする」
切手も相手に相応しいのを選んで(野菜の絵だったと思う)、投函していました。
夫の両親からは翌々日に、私の両親からはきょうお礼状のお礼状が届きました。母は病気をしてから筆圧が低くなって字がうまく書けないと言っていたのに、しっかりとたくさん書いてあってほっとしました。
そういえば、きのうはPL花火だったのですね。毎年実家へ帰ってみていたのに、今年は行けませんでした。
来年は絶対帰ろうと思います。
8月1日はPL花火と笹井宏之さんの誕生日。そして『塔事典』が届いた日。
『塔事典』のプロジェクトがスタートして2年。あんなにひとつのことに集中してやることは、もう一生涯ないと思います。
これから誤植の連絡を受けたり、いろんなことがあると思うけれど、とにかく「誕生」を喜びたいです。
きょうは「寄付を1000円しかしていないのに、3000円の本が届いて、あとの2000円はどうしたらいいでしょうか」というような問い合わせもありました。
「寄付の多い少ないは関係なくみなさんに1冊配布しているので大丈夫ですよ」と応えると、少し安心されたようで、
「あのね、わたし、一度だけ百葉集に採っていただいたことがあるんです。もう嬉しくてね」
「百葉集は嬉しいですね」
「うふふふ。みなさまにどうぞよろしくお伝えくださいね」
たぶん、歌会のない地域でひっそりと歌を作って「塔」に送り続けている人だろうと思います。
きのうも「前にも一度別のことでおききしたことがありましたね」と言われて思い出せなかったのですが、
丁寧に応対しないといけないな、と思ったのでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます