ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

得手不得手

2014-10-14 22:22:31 | 日記

 となりの席のNさんは、今年異動してきた人で、いつもたくさんの仕事を抱えています。

 

 Nさん「僕の仕事のやり方が悪いんかなぁ。なんでこんなにたまるんやろう」

 私  「どうしてもきょうやるべき仕事と、2,3日余裕がある仕事と、来週でも大丈夫なのとにわけてみたら?」

 Nさん「そう思うんですけど、気がついたら全部急ぐ仕事になってて。 どうも整理するのが苦手で」

 私 「まぁ、人には得手不得手があるからね」

 Nさん「僕、「得手るもん」がないんですよ」

 私 「いやぁ、そういうことがにっこり言えるのはかなりの武器やと思うよ」

 

 Nさんは、どんなに仕事がたまっても、上司に叱られても、ストレスがたまらないそうです。 すごいなぁ。

 

 私は、仕事が行き詰ると、気分転換にメモ用紙づくりに励みます。 不要の紙の裏面に動物とか季節の絵のついた「伝言メモ」を印刷し、裁断機でざく、ざくっと切って、きれいに整えたら、とてもすっきりするのです。 私のデスクの引き出しの奥に、札束のようなメモ用紙が並んでいます。 最近は、伝言者別にストックしたりして楽しんでいます。

 

 今朝はなんだか理不尽なことでクレームをつけられてしまい、どんよりしていると、後ろの席の若人2のIさんが、

 

 「ふじたさん、もうタマぎれですわ。 メモ用紙ください」 というので、

 「あいよっ!」 といって、札束ならぬメモ束を手渡すと、

 「あ、ちゃんと僕の名前入りじゃないですか!」

 「ふふふ~」

 

 Iさんのはクマのもようなのだ。 そういうささやかなことで私が喜びを感じることをIさんはちゃんと知っていて、私の発するどんよりオーラをキャッチすると、すかさず「ガチャック貸してください」とか、「ビニールパッチ機貸してください」とか、「小さな人助け」を頼んでくれます。 Iさんにはお姉さんと弟さんがいて、そういう気配を察知するのがうまいのです。

 

 きょう、仕事から帰ってきて、塔の人からの問い合わせに応えていると、携帯が鳴ったので、確認したらNさんからでした。 20時くらいなのにまだ会社にいるようです。

 

 私「どうしたん?」

 Nさん「あした、僕、東京出張なんですけど、持っていくつもりの書類がなくて。 前に藤田さんに作ってもらったファイルどこでしたっけ」

 私「ああ、黄色いの? 部長の席の横のキャビネットみてみて」

 Nさん「えーと。 ああ、ありました! よかった~」

 私「まだ会社にいたん? おなかすいたでしょ」

 Nさん「すきました~」

 私「はやく帰って食べて」

 Nさん「そうします~ ありがとうございました~」

 

 みんながんばっているなぁ。 会社にいると自分のミスの多さにへこむこともあるけれど、みんなのがんばりを見ているだけで、私もがんばろうという気になります。

 

 あしたは早くおきてちゃんとお弁当を作っていこう。

 

 

 

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