ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

巾着

2015-07-12 22:02:36 | 日記

 水曜日に父が手術をしたので、きょうは日帰りで実家へ様子を見に行きました。

 

 なにかお見舞いというか、お土産はないかなと金曜日の帰りに伊勢丹をめぐっていると、奈良の作家さんで期間限定で出しているのれん屋さんがありました。

 

 野の草花ののれんがすてきで、いいなぁと思いましたが、お土産にするには高価だったので、小物をみていると、大、中、小の巾着がありました。 父の好きなミヤコワスレの模様のがあったので、それを母に買いました。 それから、自分用に吾亦紅の模様のを、妹には吾亦紅の小も買いました。

 

 あとは、一筆箋とかレターセットを吟味して買い、おかゆしか今は食べられない父のために、家の近くの梅屋さんで梅のセットを買って、いいお土産ができたなあと思って、きょうはそれらをもって向かいました。

 

 西大寺で乗り換えるときに、サンドイッチとサラダとフルーツ水羊羹を追加しました。やっぱり電車で行くと途中でいろいろ買えていいのですが、荷物が重くなってくるとちょっと大変です。

 

 11時30分ごろに実家へ着きました。 父は思ったより元気そうで、普通に歩いていました。

 

 「元気そうね」 「元気やで」 

 

 それから、同室の人がナースコールを何度も押して気になって眠られなかった話とか、病院で出た野菜ジュースの話とかをきいているうちに、出掛けていた母が帰ってきました。

 

 お土産の袋をあけて、

 

 母『これはミヤコワスレ?」

 私「そうそう。 お父さん好きな花でしょ」

 父「なんで俺がミヤコワスレ好きって知ってるんや?}

 私「だって、柿の下に植えてあるやん。 お母さんが前にお父さんが好きな花やからって教えてくれたよ」

 

 そして、父がじいっとそのミヤコワスレの巾着を見つめているので、

 

 私「お父さん、使う?」 と半ば冗談で言ったら、

 父「おー 鞄の中の整理にちょうどええな。 保険証とか手帖も入るし」 と気に入ったようだったので、父に使ってもらうことにしました。

 

 ご飯のあとで、母が「私も巾着がほしかった」 というので、「じゃあ、また月曜日の帰りにあったら見てくるわ。 だけど、ミヤコワスレは最後の一枚だったからもうないと思うよ」というと、

 

 「ミヤコワスレがよかったなぁ」 というのです。 夫婦でまったく同じものを持っていたら、間違いやすいのになぁ。 そこらへんが私と母の違うところで、私はお揃いのものはそれぞれの価値が下がるようで持ちたくないのです。 色違いとか、柄ちがいならいいんですけどね。

 

 どっちにしてもミヤコワスレはもうないので、別のを明日見てこようと思っているところです。

 

 久しぶりに電車で帰ったら、バスのシートが新しくなっていたり、途中の駅がきれいになっていたり、大和川の河川敷が整備されていたり。 いろいろ変わっていくんだなぁとちょっとしみじみしました。

 

 

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