スーパーおじいちゃん

　きのうは家のことをする日で、保険料の支払いとか、買った本の支払いとか、冊子の送付などをして、買い物へいき、押し寿司を作りました。

 

　義父母のところへ持っていこうと思って、これから行くことを言おうとしたら、義父が電話にでて、

 

　義父「ああ、ちょうどよかった。ききたいことがあったんです」

　私　「なんでしょうか」

　義父「こないだ、りんごジャムもらったでしょう。僕も真似して作ってみてるところで。りんごを切るのは切ったんだけどこの先をききたかったんですよ」

 

　りんごジャム･･･　とうとう、義父はおかずだけではなく、ジャム作りも始めたのです。

 

　だけど、りんごジャムを作るのに、りんごを切った後、私がいなかったらどうするつもりだったんでしょう。

 

　それで、押しずしと洋ナシと柿とくず湯とおしるこを持って、義父母の家へ行きました。　すると、玄関のところに新しいダブルカセットデッキが置いてありました。

 

　このあいだ行ったときに、太極拳の先生に太極拳の音楽のカセットテープを借りて来たから、ダビングしたいと言われて、もう私もカセットデッキを持ってないからできないですって言ったことを思い出しました。そのとき、ちらと、ネット環境があるなら、YouTubeで画像つきのをみたらどうかなと思ったのですが、忙しかったので、そのままスルーしてしまいました。

 

　ああ、もうデッキを義父は買ったんだ･･･　ほんとうに動きが早い。　

 

　キッチンへいくと、鍋の前に義父が立っていて、圧力鍋にりんごをいれているところでした。圧力鍋でやったことがないから、ネットでレシピをみましょうと提案したら、ああ、そういうことができるんですね、といって、パソコンをたちあげ、検索のしかたを言ったら、すっとりんごジャムのレシピがでてきました。ほう、便利だね。

 

　そして、それをみながら、砂糖を計り、鍋に入れ、蓋をして。

 

　待っているあいだに太極拳の動画も検索しましょうか、ということになって、ああ、これやったら動きもわかっていいなあと。　太極拳はゆっくりな動きだからお義母さんもやりましょうよ、と誘ってみたのですが、お義母さんは乗って来ず。なんとか身体を動かしたり、いろんなことに興味を持ってほしいんだけど。仕方がないから、お義父さんとふたりで動画をみながら太極拳の真似みたいなことをやりました。義父は年があけたら満９１歳。まだまだ元気です。

 

　義母はおしるこをとても気にいったようで、おいしいなぁ、甘さがひかえてあるからええなぁ、こんなんどこに売ってるん？　ライフとかイズミヤにも贈答コーナーにいったらありますよ、へえ、そうか、というやりとりを５回くらいやって。

 

　私、１６時半には家をでるので、帰ります。　きょうはヨガなんですよ。

 

　義父「へえ、ヨガは身体にいいからね。いいことですわ」

　私　「お義父さんの太極拳と同じですね」

　義父「太極拳にきているひともヨガやってるひといはりますわ」

 

　たぶん、７０～９０歳くらいのお仲間の話。 私も元気で長生きできるようがんばります。

 

　義父に会うたびにそのスーパーぶりに驚くばかり。 見習いたいものです。