家事をする日

　きょうは火曜日。ひさしぶりに予定のない火曜日。ゆっくり寝てよう。

 

　と、思ったら、留守番電話に父の声。２回連続で入っているので、急用かと思って電話する。父が電話にでたけれど、なんだか混乱している。また睡眠導入剤を大量に飲んだのかもしれない。たいてい翌日の朝はへんになる。

 

　父「俺、ぼけたんかもしれん」（まえからやん）

　私「どうしたん」

　父「テレビをどうやって切ったらええかわからんようになった」

　私「リモコンある？」

　父「リモコン････　リモコンってなんや」

　私「うーん、、、一回電話切って、ビデオ通話かけてみてくれる。壁に貼ってある紙の一番を声にだして読めばいいから」

 

　それもうまく伝わらず、音楽が流れたり、これ、どうやってとめるねんってなってさらに混乱する。あちゃ・・・２０分ほどいろいろ言って、ようやくビデオ通話がつながる。母も呼んできてと言って、両親に画面の前に座ってもらう。

 

　私「こういうのが、テレビのリモコンです。黒くて長いもの。そのへんにない？」　と、見せる。

　母「あったよ！　これよ、おとうさん」

　父「あったよ」

　私「右上に電源っていうボタンがあるでしょ」

　父「ある」

　私「それをテレビにむけて押してみて」

 

　といったのに、ビデオ画面にむけて押している。そうじゃなくて、うしろくるっとまわって、テレビに向けて押すの。押すってどこを？　そのリモコンの電源のボタン。リモコンっちゅうのは・・・・？　いま、お父さんが手にもってるもの。　母もいっしょになって、テレビにむけて押すんだって、ほら、切れたじゃない。

 

　私「できたでしょ。そのボタンもういっかいおしたらつくから」

　父「はぁ、そうか」（すでになんの用事で私に電話してきたか忘れかけている）

 

　目がすっかりさめたので、洗濯して、外の植物の世話をして、朝食をとり、掃除をして、メダカの水を替えた。ひさしぶりにきっちり家事をしている。お昼ご飯も具だくさんのお味噌汁を作り、オムライスを作った。

 

　紅茶を飲み、年賀状の当選番号をみていく。切手が３枚当たっていた。わー、ありがとう。３人のひと。ついでにまたいただいた年賀状を読み返したりする。空が暗くなってきたなと思っていたら、雪になっていて、あわてて洗濯物を入れた。

 

　写真はさっき撮ったチューリップの芽。まだ寒いよ。もうでてきて大丈夫？