ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

第194回神楽岡歌会

2024-01-14 22:33:25 | 日記
 金曜日は仕事のあと、神楽岡歌会だった。

 参加者は十五名。このくらいがちょうどいい気がする。しばらくお休みしていたので、ふじたさん、お久しぶりとか、お元気そうでよかった、とか声をかけてもらって、暖かい気持ちでスタート。

 私が出した歌は

 ・あなたには古墳のようにいてほしいここからは木も見えないけれど  藤田千鶴

 8票。だいたいは上句の「古墳」という比喩で得票したもよう。いただいたコメントのなかには、
「不在の人への思い、祈りが感じられる」「真心からきた言葉だと思った」というのがあって、毎回手厳しい批評をいただいていたので嬉しかった。

 今回は北陸の地震の歌が5首あって、私も4首選のうち3首が震災の歌を選んだ。みなさん巧いなぁと思う。

 一般的に歌会は司会者を含めてベテランのひとがその場のバランスを取るように行く。批判的な評がでたら、好意的なことも別の人が言うとか。でも神楽岡はそういうのはない。他の人の意見に惑わされない。

 「ここが嫌なんですよ」

 ほう、そうなのか、と思いつつ聞く。

 「いや、そこより、この部分のほうがだめでしょう」

 たぶん、みなさんは他の歌会に行ったらそんなことは言わないと思うけれど、ここなら思い切り言っても許されるという「安堵感」があるのだろう。私も結構いろいろ発言した。

 神楽岡歌会は今年200回を迎える。参加者がそれぞれ大事にしてきた場だからこれだけ続いているのだろうと思う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 母の面会 | トップ | 窓と恋 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事