ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

ミミ

2019-01-10 20:32:51 | 日記

 きょうの写真は今朝の空。7時に外へ出たときの空。東の空が桃色というかモーヴ色で、ぱあっと胸まで照らされるよう。世界は美しいなぁ。

 

 このあいだ、花山周子さんの『林立』を読んでいたらこんな歌があった。

 

 ・ときどきは覚えさせんと意識して〈みみ〉と呼びたれど〈みみ〉にはならず   

 

 飼っていたうさぎが死んでしまったときの歌。ああ、このうさぎも周子さんらしいなぁと思った。「意識して」呼ぶのも周子さんらしいけど。

 

 そして、古い古い記憶がまた蘇って来た。

 

 高2のクラスは男女みんなが仲がよくて1泊で泳ぎにいったり、花火をしたり、楽しい一年だった。そのなかの男子バレー部のがんちゃんはクラスの中心的存在で、イベントを思いついたりしたらすぐに放課後に集まってがんちゃんたちと長く話し込んだりしていた。なんのときだったか、がんちゃんの家まで行ったことがある。家のなかの記憶がないので、たぶん玄関先で待っていたのだと思う。

 

 ドアの前に茶色い、どうみても雑種のちょっとうわめづかいの犬が繋がれていた。

 

 私「犬、飼ってるんやね」

 が「おお」

 私「なんていう名前?」

 が「ミミ」

 私「へえ、かわいい名前。ミミ、ミミ」とはじめて会った犬に呼び掛けた。

 が「ミミって漢字の耳やで」

 私「え??」

 が「耳が垂れてるやろ、ほんで耳っていうねん」

 

 私はびっくりして呼びなおす。

 

 私「耳」

 

 確かに逆三角形に折り曲げられた耳がさびしげに垂れている。耳、かあ、名前。関西では「耳」の発音が「ミミ」と同じだから、余計に可笑しい。ほんの少し前に呼んだ「ミミ」とおんなじ発音なのに、「耳」と「意識して」呼ぶと、その犬はもう「耳」なのだった。

 

 4月に同窓会があるという連絡が来た。がんちゃんが来ていたら、「耳」の話をしてみようかな。

 

 

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