ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

父がいなくなっても

2023-11-28 22:57:36 | 日記
 きょうは洗濯を2回まわして、喪中の葉書をリメイクし、10時ごろに家をでた。

 京都駅でいろいろ用事をする。

 父がいなくなっても伊勢丹では阿闍梨餅を売っているし。

 中央郵便局の窓口は親切に対応してくれるし。

 京都駅は外国人で溢れているし。

 そして御所は広い。

 

 
 

 京都駅の地下でおにぎりと唐揚げを買って、御所へ向かった。きょうは午後から塔事務所であなたを読む会。

 いつもなら事務所でおにぎりを食べたりするのだけど、天気もいいしきっと紅葉が綺麗だろうと思って御所で食べることにする。

  

 お父さん。御所だよ。いっしょに来たことなかったなぁ。外でお弁当を食べるのが好きだったから、連れて来ていっしょに食べたらよかったな。

 紅葉もイチョウもきれい。

  

  
 私が座ったベンチの後ろに外国人が何人も来て写真を撮っていた。人がいなくなって振り返ったら、気持ちよさそうに猫がひなたぼっこをしていた。わぁ、みんなこの子を撮っていたんだ。ぜんぜん動じない。ふわふわ眠っている。

 父が亡くなって、とても近くにいるような気がしている。父が見たことのないものを私が見て、父が行ったことのない場所へ私が行って。これからは父は私だ。父からもらった命だから大切に使いたい。

 きょうはふたりお休みで、3人でそれぞれの歌をじっくり読みあった。褒め合ったりするんじゃなくて、もうすこし工夫できるとか、平凡になってるとか、まだがんばれるはず、というようなことを言い合って、やる気になっていくのがわかる。そうだな、妥協していたかも。と反省する。そして、まだがんばっていまよりはいいものが作れる気がしてくる。

 帰りは急に寒くなった。

 バスを降りて、家に帰るときに空を見たら、一部分だけオレンジ色になっていた。

 お父さん。夕焼けだよ。

コメント
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