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大地たかこ第3歌集『薔薇の芽いくつ』批評会

2023-01-29 21:57:16 | 日記

 きょうは大地たかこさんの第3歌集『薔薇の芽いくつ』の批評会だった。

 

 はじめに司会をすることが決まって、パネリストを一緒に考えたり、依頼したり。12月から1月は自分のことでばたばたしていて、本当に批評会に出席できるんだろうか、と心配したこともあったけれど、親のこともコロナも嵐のように過ぎ、3人のパネリストからのレジュメが届いてから(ぎりぎりだ!)、真剣に読み返したり、自分なりに大枠というかこういう感じでいこうという方向だけつけて、あとは当日の雰囲気に任せるのが一番と思って、当日を迎えた。

 

 場所は上本町の高津ガーデン。実はこの会場へ行くのが初めてで、きのうの夜にグーグルマップのストリートビューで駅から会場までのシュミレーションをしたり、建物の写真を頭に入れたり。

 

 電車が遅れたり、道に迷うといけないので12時集合のところ、11時ごろに駅に着いた。高津ガーデンまですぐだったから歩いて建物を確かめ、近鉄百貨店までもどってランチがわりにチーズケーキセットを食べた。

 

 13時から第一部。中井スピカさん、笹川諒さん、真中朋久さんがそれぞれ15分ずつくらいこの歌集についての印象やそれぞれの切り取り方での話をされ、14時から1時間ほど4人で語った。

 

 この歌集のみでなく、第一歌集、第二歌集にもみなさんが触れられていて、変わらないところ、変化したところに触れたり、肯定感をどう受け止めていくかなど、かなり本質的なことまで話し合えたと思う。

 

 人とのつながりの深さ、自分を支えている思い出や記憶、ストレートな物言い、歌集としての構成の仕方、一連の並べ方、かなりいろいろな角度から読んでいった。3人の方のバランスがよくて、レジュメも共通点があったり同じ歌でも少し捉え方が違ったりしたところも会を進めていきやすかった。

 

 第二部は参加者からあらかじめ好きな一首、好きな一連を出してもらっていたので、それをまとめたものを見ながら、意見を聞いた。大地さんご自身のこの歌集のできるまでについても語る時間もあって、最後は堺歌人クラブ会長の小西美根子さんの総評で閉められた。

 

 会を進めながらだんだん楽しくなってきて、ああやっぱり同じ歌集をこんなにたくさんの人たちと話せるのはいいなぁと思っていた。

 

 私は当日の司会をしただけだけど、準備を進めてくださったスタッフの方、集まってくださった方々に感謝したい。

 

 すてきな一日をありがとうございました。

 

 

コメント
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