今年は3年ぶりに鉾が立ち、仕事をしていてもいまどのへんまで組みあがったかなとか気になっていた。
このあいだの金曜日は宵々山。夕暮れになってくると、灯された提灯がきれいで、神聖でそして妖艶な雰囲気が通りに漂う。お囃子も響いて、通りを歩いていると連れていかれそうな気がしてくる。
写真は職場の窓からの景色。函谷鉾の提灯が灯っている。17時すぎ。
今年は18時から鉾を眺めながら宵々山を楽しむ、という趣旨の簡単な飲み会が催されたのだけど、私は19時から神楽岡歌会だったので参加せず。あたりが暗くなると余計に提灯がきれいで、それを上から眺めるのもいいなと思ったのだけど。
いつもは会社の前からバスに乗って会場の京都教育文化センターへ向かうのだけど、四条どおりが通行止めになっていたので、地下鉄で丸太町まで行き、そこから東向きのバスに乗った。
結社も歌歴もいろいろの人が集まる歌会というのは楽しい。私が疑問に思ったことも、即座に読み解いてくださる人がいる。ああ、そういうことか。自分の読みの狭さというか、知識のなさを確認する。でも、長くされている人でも、ちょっと不思議な読みを披露されていたり、そういう読みじゃないんでは、と思うようなことを発言されていたり。そういう遠慮のないところも楽しい。
私の歌のコメントで「この歌は私がこれから作る私の歌です」と、H氏がおっしゃっていたのが面白かった。歌会のあとの飲み会は、イラン料理。私ははじめてのお店で、店内の雰囲気も装飾品も不思議な雰囲気。硝子の水煙草がカウンターに並んでいたりして。料理はピザや唐揚げやサラダのちょとエスニック風の調味料での味付け。おいしかった。
今朝は山鉾の巡行を中継でやっていて、ごろごろしながら見ていた。
こういう楽しみ方もいいな。いろんな解説がきけて、知らなかったことがまだまだたくさんあることもわかった。祇園祭。奥が深い。