きのうの夢ははっきり覚えている。夫に車で会社へ送って行ってもらう夢。いつもは最寄り駅まで送って行ってもらっていて、それでも遠回りなので悪いと思っているはずなのに。
今朝、そのことを夫に話したら、「ほんまは電車通勤するのが怖くて、会社まで送ってほしいって思ってるんとちがうか」と言われ、あ、そうなのかなと思った。
おととい、夫の都合でJRを使って出勤したら、乗り換えの京都駅の人が多すぎてほんとうに怖かった。やはり京都駅は地下鉄で通過するほうが怖さがましな気がする。
お昼ご飯は会社のデスクで食べている人もいるけれど、館内で感染者の報告がされているのでそれも怖い。なるべくひとりで外で食べるか、いっしょに行ってもふたりか三人までで食べている。
少し会社からは離れた場所にいくと、穴場というか、あんまり人がいなくてリーズナブルな定食屋があったりする。おとといははじめてのお店の海鮮丼とおそばのセットがおいしかった。町屋ふうでいい感じだった。夜も不安なく行けるようになればいいのにな。
そして、きょう、また地下鉄、近鉄、さんさんバスというルートで帰る。
このあいだも途中からさんさんバスに乗ってくる高齢者の男性二人が、狭いバスなのに通路をへだてて大声でしゃべっていた。ひとりはマスクを顎にひっかけているだけで口はそのまま。すごく嫌だったけど、老人が楽しそうにしゃべっているのをじゃまするのも・・・・と遠慮して注意せずに、なるべく息をしないように耐えた。そのひとたちが乗ってきてから3つめが私の降りるバス停だし。
だけど、また、同じふたりが乗ってきて、最初はこのあいだと同じように通路をはさんで大声で話していたけれど、耳が遠いのか、ひとりが移動して縦に前後で座ってしゃべりだした。ひとりはまたマスクを顎にかけたまま。よっぽど人と話すチャンスがないのか嬉しそうにしている。邪魔しても悪いけど、運転席からは見えない場所だし。言わなくちゃ。耐えられない。と思って、立ち上がり、マスクなしおじいさんの近くへいって、
「あの、マスク、きちんとしてもらえますか。お願いします」
と、勇気をだして訴えた。すると、え、と一瞬ひるんでいたけれど、マスクを口にかぶるようにずらした。けれど、まだ会話は続けている。
自分の家じゃないんだよ。狭いバスの中なのに。
こういうことを注意しようかどうしようかと迷い、注意したあともあんまりすっきりしない。
こういう日々の積み重ねでストレスとなって、夢を見たりするんだろう。