ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

木の葉丼を食べながら

2018-04-16 20:56:14 | 日記

 きょうは義父の腰の病院へいく日。ついでに銀行と福祉センターにも寄りましょう、なるべく用事はまとめてしたいですからねぇ、ということで、10時に実家へ迎えに行きました。

 

 その小さな医院には専用駐車場が1台分しかなく、1時間くらいかかりそうというので、じゃあ、文パル(図書館)で時間つぶしてまた迎えに来ます、といって別れたものの、きょうは月曜日で休館日だったのでした。ああ。それから、あとでお薬をもらいにいく薬局に車をとめられるか下見に行きました。狭い路地を入っていく感じ。無理だ。

 

 スーパーの駐車場に車をとめて、義姉に法事の段取りの打ち合わせのため電話。また香典を預かってもらったらしく、満中陰志の品の追加と、当日のお客さんが一人追加とのこと。メモメモ。それから、銀行へ移動して、用事をすませ、義父を向かいに行きました。

 

 それから、「薬局まですみませんが歩いてもらえますか、ちょっと駐車場がよくわからないし、あのへん狭そうで」「いいですよ」

 

 ふたりでゆっくり歩いていると、いままで知らなかったお店や家の庭の花に気が付いて、なかなかいいものだと思いました。

 

 薬局で薬をもらい、もう1時すぎたねぇと義父がいうので、「さっき、お蕎麦屋さんあったから、あそこで食べていきましょうか」というと、「それはいいね」

 

 メニューをみて、わたしはすかさず「木の葉丼にします」(あー久しぶりの木の葉丼)、「じゃあぼくもそれにしよう」

 

 木の葉丼を待つあいだ。

 

 義父「NHK短歌、メンバーが変わったね」

 私 「そうですねえ」

 義父「カン・ハンナってえらいねぇ、よく勉強してるなぁ」

 私 「お義父さんとカン・ハンナの話をしているのが不思議(笑)」(お義父さんのほうがよっぽど勉強してはるよ、と思う)

 義父「それにしても、添削ってえらいもんやね、ちょっと先生がアドバイスするだけでみちがえるような歌になるね」

 私 「うんうん、ほんとですね」(普通に短歌の話が通じるので可笑しくなってくる)

 義父「ぼくは外国語の講座も見てるけど、おもしろいものだね」

 私 「言語だけじゃなく、その国の暮らしとか習慣とかも知ったりできますよね」

 

 91歳でその好奇心がすごいと毎回思うのです。薬局でも、待っているあいだに「この冊子の3月号はありませんか、毎回、いいことが書いてあって楽しみなんです」といって、PR誌みたいなのをもらおうとしたり。「ああ、3月号はもうなくなりましたね、またとっておきますね」 とにかく情報を集めるのが好きなんだなぁと思います。

 

 そのあと、福祉センターへいって、人間ドック無料権の申請につきあい、送り届けた後、満中陰志の品の追加を買いに行きました。

 

 包んでもらっているあいだ、何気なく服をみていたら、「あの、よかったらこれ使わはりますか」と年配の女性が声をかけてきてくれました。

 

 「これ、割引チケットです。きょうまでなんで。私もう使わないから」

 「ありがとうございます!」

 

 もらった以上使わないとなぁ、と嬉しくなって、春物のパンツを買いました。2000円引き。へーお得だ。これもお義母さんからの贈り物のような気がして、「お義母さんも修行、がんばってくださいね」とお祈りしました。四十九日までは此岸と彼岸の間で修行をしておられるのだそうです。

コメント
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