きょうはずっと気になっていた、ハナミズキの剪定をしました。
伸びた枝はもう二階の窓から切ったほうが近いくらいになっていました。
外構のリフォームをしたときに、紅葉や松やヒバや金木犀、百日紅、紫陽花など、前の住人が育てていた木をほぼ切ってしまって、いまはもうハナミズキと蜜柑の木が一本ずつになってしまいました。
ハナミズキは育ちすぎて花もちいさくなってきたし、葉っぱも元気がなかったので、思い切って剪定をすることにしました。
息子を雇い、9時から切り始め、ばっさばっさと切っていきました。 細い枝は花切バサミで、中くらいの枝は剪定バサミ、太い枝はのこぎりで。 結構思い切り切りました。
高枝切バサミが壊れていて、実家から借りてこようかと思いましたが、なんとか高枝切バサミを使わずに最後までやりました。 途中で犬を連れたおじさんが通りかかり、
「いい木なのに、もったいないねぇ。 花もきれいだし、紅葉もきれいなのにねぇ」 と声を掛けてきました。
確かに、紅葉はとてもきれいなのですが、葉が落ちる季節は毎日葉を掃くのが大変です。
ハナミズキのすぐ後ろの部屋が夫の部屋になっています。 ごろんと横になると、ハナミズキが窓から見えて、若葉の季節はあおあおと、紅葉の季節はオレンジ色の光が葉っぱを通して射し込んでくるのをみているのが好きでした。
光の角度によっては、思いがけないところに葉の影が映って、ハナミズキが揺れると、疊の上がちらちらしたりしました。
1時間もすると、ハナミズキはさっぱりとなりました。 横から見るとなんだかかわいそうなほど、まるぼうずです。 でも、これからの季節にはすぐにまた新しい枝が伸びて、葉が茂ることでしょう。
「あら、さっぱりしたわねぇ」
ご近所の人がふたり声をかけてくれました。
どんどん夏が本番になっていきます。