ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

ええ感じ

2015-02-28 22:10:00 | 日記

 お茶を飲むひまもないくらい、職場は妙な華やぎと活気といらだちに充ちています。

 

 チェックと補助の人の仕事の段取りで、なかなか「考える仕事」の時間がとれません。 でも、こういうときこそ、細心の注意を払ってあたらないと、専門家の先生方に失礼なことになったり、企業と専門家を繋いでくださっている支援員の立場を踏みにじったりすることになりそうなので、胃の傷む日々です。

 

 きのうが今年度の報告書の締め切り日で、つぎつぎに速達で届く報告書を確認し、コーディネーターに見てもらい、報告書として提出できないものはその専門家に加筆してもらったり修正してもらったりするのが私の仕事です。 あと一歩というような報告書がいくつかあって、本当はすぐにでも専門家へ連絡して修正、再提出を依頼したいところでしたが、まず橋渡しをしてもらった支援員さんにメールをし、電話で確認し、先生にどんなふうに修正をお伝えすればいいか相談します。

 

 支援員の一人のKさんから電話がありました。 申告時期で超多忙なはず。

 

 Kさん「メール読みました。 報告書、あれでだめやったんやね」

 私 「はい、あと一押しの一文を加筆していただくだけでいいんですが、このままでは通らないというコーディネーターの判断がありまして・・」

 Kさん「先生はもう書いた!と思ってはるからね、私もOKだしてしまってるから、ふじたさんのほうから依頼してもらえるかな? ただし、プライド高い人だから、これで充分だと私は思うのですけど、最後のところだけなんです、という感じで言ってみて」

 私「わかりました、うまく言えるように工夫してみます」

 Kさん「ふじたさん、最近、ええ感じやよ。 なんか苦労した? 前より柔軟に対応してくれてるよね。今回も直接先生に言うまえに私に相談してくれたし」

 私「支援員さんのお立場もあるでしょうから、これまでのいきさつなどをおききしたりアドバイスもらったほうがいいかなと思って」

 Kさん「気を遣ってくれてありがとう。 その調子でがんばってね」

 私「はい、がんばります」

 

 ああ、よかった。

 

 実ははじめのころ、とても厳しく言われたりして、ちょっと苦手かなぁと思っていた人だったのですが、びしっとしている分、やることはやるという人だということがわかってから、私もなるべくむこうが仕事をしやすいようにいろいろ配慮しているうちに、こちらの気遣いにも気がついてもらえるようになったのでした。 歳月は関係を変えてゆくものです。 Kさんに「ええ感じ」と褒められる日がくるなんて。

 

 少し残業をして、お茶当番をやって、帰りに伊勢丹へよっておまんじゅうを買い(重い)、おかずを買って、両手いっぱいの荷物をもって、城陽駅からタクシーで帰ろうと思ったらみんなでたあとでした。それでタクシー会社に電話をして待ったのですが、20分くらいしてもこないので、もう寒くて死にそうになってきたので、ちかくのビルの影に潜んで待っていたら、すうっとタクシーが来て。あ、きたきたと思ったら、むこうからやってきた女性ふたりがそのタクシーに乗っていってしまいました。ああ・・・ もうだめだ。(ぼのぼのくんみたいな声で思う)

 

 とぼとぼ重い荷物をもって歩いていると、寒いけど星はきれいだし、また20分じっと待つより、少しでも家に近づくほうがいいわ、と思えてきました。 20分あれば帰れるんだから。 

 

 たぶん、昼にKさんに褒められたパワーがどこかに残っていたのだと思われます。 おかげでがんばって帰れましたよ。 Kさん、ありがとうございました。

 

コメント
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