土、日は塔の全国大会でした。
はじめて会う人、ひさしぶりの人。 きのうのことなのに、もうずっと遠いことのようで、何を書けばいいのかわかりません。
何度か泣きそうになりました。 2004年の50周年記念大会から10年。
短歌を介して出会い、「塔」を介してであったひとたち。 50周年のときはあたりまえのようにあったのに、いまはもうないもの。 いなくなってしまった人。
おとといの公開シンポジウムには、私のいまの職場のパートナーのHさんが来てくださり、たくさんのバックナンバーを手に持っておられたので、声をかけると
「勉強させてもらいます」 とおっしゃっていた。 びっくりしました。 なんでも吸収しようとする姿勢に。
会場入り口で何人かの「塔」以外の知人にも出会いました。「塔」に入る前にいっしょに歌の勉強をしていた方が来ておられて、とても懐かしかったです。ひとつのちいさなきっかけから、流れ流れてここまで来たのだなぁと思いました。 私が新聞投稿していたころにいっしょに勉強しましょうと声を掛けてくださり、縁というか運命的なものを思いました。それが1997年ころのこと。
2000年に、「あなたは「塔」に入ったほうがいい」と勧められ、迷っていたときに、「どんな場所にあっても光るものは光るし、場所が変わって消えてしまうのなら、もともとそんなに強い光ではなかったということだ」と知人に言われ、そのひとことで「塔」に入ったのでした。
人生の大切な地点で必ず誰かが現れて、言葉をもらって、そのとおりに進んできたように思います。
ひさしぶりに工場を観に行きたくなりました。 私の大好きなセメント工場。 そこで、ぐるぐるかきまわして、こねこねこねて、ざざざーと流れて。
あの幸福感はなんなのでしょうね。
みなさん、いままでどうもありがとうございました。 そして、またあしたからもよろしくお願いします。