美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

インドネシアの熱帯雨林の山火事について

2015-10-22 16:38:18 | Weblog
1999年6月にインドネシアでの植林活動を始めて
以来26回目の体験ツアーをやります。

今年も南、西カリマンタンとスマトラで大規模な山火事が
起こってヘイズの問題が伝えられていますが

1997年~1998年にかけて東カリマンタンとスマトラで
起こった大きな山火事も1年近くも燃え続けて、570万ヘクタールの

森林が消失しました。
今年の山火事の規模はそれ以上の規模かもしれません。

まだ、鎮火の為に雨が必要ですが、昨日現地との電話では
雨期がいつ来るのかわからない、もしかしたら11月下旬かも

という情報でした。
本来であれば10月に入れば雨期なのですが、エルニーニョの

関係で乾燥が激しくて燃えやすく、風の影響もあり
泥炭地の地下に火が残って、また燃え上がるという状況で

燃えている面積が広範囲で、決め手になる消火方法が無く
ひたすら雨期になり、雨が降ることしかないようです。

私たちのチークの植林地は、この6年余りの間に、
周囲をパームオイルの農園に囲まれているので農民の付け火

による類焼は免れています。

ただ、サンボジャエリアにあるオランウータンの
リハビリセンターの敷地は30ヘクタールほどが周りの農民の

類焼被害を受けています。
この鎮火のために従業員が総出動して、その費用が大きな負担に

なっていると伝えてきています。
また、バリ島では道路から少し入ったところで、風邪に運ばれた

火が葉っぱを燃やす火事が少し発生しているようです。
これも鎮火はしていて、雨期になれば葉っぱは戻って回復しますので

余り心配はありません。

人間のコントロールを外れた「火」は想像以上の被害を出して
しまいます。

原発も人間のコントロールを超えた事態にどのように対処するか
確実な方法が確立されないと大変な事態を招きそうで心配です。

火事からの再生は、鎮火翌日から植物は再生に向けて活動を始めます。

福島の被害からの状況を見ていると災害からの回復に人間力は
なかなか十分発揮できていないようです。

汚染地域をすべて植林して植物の力を借りて、汚染の拡散を抑える

「1000年の森づくり」をしてはどうなんだろう?と考えています。


※12月4日からのインドネシア植林ボランティアツアー募集中です。

 あなたも自然を「体感」して、感性を磨きませんか???