VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

松下、オール電化の取組み

2008年04月07日 | 住宅業界
松下電工の飯間執行役員(右、オール電化営業推進本部長)と松下電器産業の藤原ビジネスユニット長(松下ホームアプライアンス社)が
二人並んで松下グループの[オール電化]取組みについて記者発表。7月に発売される給湯器エコキュートとIHクッキングヒーターのお披露目。
 
「〝eco ideas〟一歩先のエコ」を標榜し、省エネNO1である商品を倍増するなどリサイクルや生産性向上とグループで環境に取組む一環がオール電化商品の充実。
 
増加する家庭電力消費量の中で、給湯は約1/3を占める。その課題解決として推進するエコキュートの販売台数は100万台を突破した。
オール電化でどれくらい自宅の電気・ガス代が節約できるのかがシュミレーションできるホームページもOpen。

そのベースにはオール電化住宅が07年度見通しで、新築27万戸+既築32万戸=59万戸と順調に普及している市場がある。
 
新築着工が減少する今後、既築いわゆるオール電化リフォームに注力する戦略で、2010年には07年の2倍が販売目標ということ。

7月に発売される新商品のエコキュートは、「パワフル高圧」でシャワーの勢いが弱まらないのが売り。
既エコキュートユーザー評価では、35%がシャワーの勢いに不満という数字。
 
シャワーをしている時に、台所でお湯を使うと湯量が落ちるという現象。それを貯湯タンクの高耐圧化で改善した。

結果、3階にもバス・シャワー設置を実現したと、会場ではシャワーの勢い比較がプレゼンテーション。 従来品とは水の飛び具合に差が出る
 
高圧になった上に年間消費電力は従来品と比較し、約100kWh/年減る設計。環境配慮の省エネ進化をアピール。

IHクッキングヒーターの新商品は、昨年発売した‘鍋ふりができる(高温、火火力センサー)’モデルに
‘予熱おまかせ機能’‘光る天面ナビ’など簡単操作を追加した新スクエア・デザイン。
 
予熱の大切さを卵料理で実演披露。辻調の先生がカニ玉をふんわりと仕上げる、しっかり予熱がポイント!
 
オール電化製品は、まだまだ開発の余地も有る未成熟領域であり日進月歩の進化が楽しみな領域。
日本が世界に誇る省エネ製品としての戦略も期待したい。