VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

積水ハウス、御殿山プロジェクト

2008年01月08日 | 住宅業界
今日の積水ハウス発表会は、住宅ではなく開発事業のオフィス計画(一部、3-40戸住宅)。
品川区にあったソニー本社跡を買ったことで注目されていたが、2011年竣工予定「(仮)御殿山プロジェクト」として概要が発表された。
 広報でお世話になっている平林(右)重松御両人!
和田社長からは「一括で複数フロアを借りてくれる大手企業にお願いしたい」と具体的に外資系など要望が出ているようだ。

現地は由緒正しき三菱、開東閣の隣。でも「品川」「大崎」「五反田」へも結構遠いらしい。
 
今回の特徴は[邸宅のようなオフィス]というコンセプトで、最高11階の都心オフィスビルでは珍しく高層でないビル開発であること。
ヨーロッパ風の重厚な外観、屋上庭園など緑豊かな設計になっている。
 
右の平面図は、フロア面積が約8150㎡というビッグスケールで(最上の2棟)
六本木ヒルズなど他の大型オフィスと比較して、使いやすいレイアウトであることもアピール。

積水ハウスも本業の注文住宅が苦戦するなか、開発事業で利益を確保する形。
今後も大阪・本町、梅田北ヤード、難波とオフィスビル開発で大型プロジェクトが目白押し。
今まで競合他社と比べて、戸建て事業にこだわって拡大成長してきた積水ハウスであるが
更に成長を継続するには、事業構造も当然多角化して行かざるを得ない。