VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

F.L.ライト、明日館①

2006年07月14日 | 住宅業界
【写真左から: 『明日館』外観。  幾何学模様のガラス窓がシンボリックなホール   
                   中2階にある食堂には遠藤新デザインの椅子と机も。  廊下の木製サッシドア】


猛烈に暑い日差しの中で、テニスを4時間もした後
夕方から、池袋にある自由学園「明日館」で行われるコンサートへ出かけた。

「明日館」と言えば、建築の巨匠フランク・ロイド・ライト(米国)とその弟子・遠藤新が設計した重要文化財。
なかなか見学に行く機会も無く、見れていなかったので楽しみにして行った。

自由学園の創立者、羽仁夫妻遠藤新を通じて
帝国ホテル(明治村へ移築)の設計で来日していたF.L.ライトに依頼し1921年に完成。
関東大震災や戦火の被害を免れて、修復保存されている。

ライトらしい、軒高低く水平に大地と一体化するかのようなプレーリー・スタイルの外観。
大谷石や無垢木材を多用した、生き続ける『有機的建築』。
窓やドアの幾何学的なデザインも、クラッシックながら過去のものでは無い新鮮さ。

屋内はシンプルな外観からは想像できない、面白さがある。
吹き抜けや階段を使ったスキップフロア的な2階といった、縦空間の展開や
中庭を囲む回廊の内廊下は、窓ドアから入る日差しの角度で表情が変わる。

こんな空間で教育を受けた子女達が、どんな大人に成長したのか想像して愉しんだ。

さて、コンサートが行われる遠藤新・設計の講堂へ向かうとしよう・・・・明日館②へ

明日館②

2006年07月14日 | 社会・文化
【写真左から:遠藤新設計の講堂  コンサート会場  ボサノバのnaomi&goroさん
                             右:これは「明日館」側に立つ小棟戸建・・・日本の悲しい風景】


F.L.ライトが関わった『明日館』と道を挟んで向かいにある
遠藤新による講堂で、ボサノバのコンサートを聴いた。

建物はライトの意匠を忠実に受け継いだ、素材とデザイン。
感動するのは、『明日館』共にこの講堂も文化財ではあるが
“動態保存”のモデルとして、一般に開放しこのようなコンサートやパーティに活用されている。
建物は使ってこそ維持保存できる、という考えからである。

『明日館』のような施設が、気軽に利用できるなんて。
石・木・ガラス・塗り壁…素材やデザイン、本物の空間を若い人達が体験できる素晴らしさ。
きっと将来、住まいへの発想へもつながるだろう。

さてコンサートは、癒し系ボサノバの『naomi&goro』さん。
スタンダードからオリジナル、「Top of the world」「Over the rainbow」など懐かしのポップスまで聴かせてくれた。

初対面だけどお誘いした、同僚の奥さん(35歳・関西出身)とボサノバ後は
帰りにItalianトラットリアで、一杯飲んで!食べて!!関西話に花を咲かせて愉しんだ。