夫が49歳の時に、私の運転免許更新に付き添ってきてくれました。
献血車が止まっていたので、夫に「待っている間にあなたも献血したら」
と勧めました。すると、いつも低いと思っていた血圧は、「高血圧」
と言われ大変驚きました。私は治療を受けさせずに、何とか血圧を下げ
たいと、あらゆる民間療法をさんざん試しました。
その時代はサプリメントなどなく、柿の葉が良いと聞いて、家の柿
木の葉をとり蒸して乾燥し、煎じてお茶にして飲ませたりもしたが
全然効き目がありませんでした。そんな時まだ発刊したばかりの健康
雑誌「壮快」で、こんな記事を見つけました。
それは「北里大学の漢方の有名な先生が、半年間いくつかの病気を無料
で病気を治療する」と言うものでした。私はすぐに応募しまし、幸いな
ことに当選しました。そのための条件は・・・
1)2週間に1度病院に通うこと。
2)処方された漢方薬を毎日煎じて飲むこと。
3)その体調の変化を毎月半年間原稿で書くこと。
私はそれから毎月かなり長文の原稿を書いて送りましたが、それは
初めて自分の書いた幼稚な文章が雑誌に掲載されたのです。
しかし、毎月原稿を送るのはなかなか大変でした。
また、その半年間は頂いた漢方薬を煎じて飲んで、毎日飲ませましたが
それもなかなか手間がかかったのです。でも、結果は確かに少しづつ
下がり始め、半年後には完全に平均値になりました。。
しかし、半年後からは自費で治療を受けましたが、その後の治療は
特別枠がなくなり待ち時間が長く、保険が効かないため、費用も大変
かかり、とても続けることはできませんでした。すると、血圧はすぐに
以前のように高くなり、結局西洋医学的な治療を受けることになり
ましたが、それ以来長年ずっと続いています。