ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

昨日のメールの送受信から

2019-02-02 07:16:59 | エッセー
 ★ 長年お母さんを自宅介護していた元編集者
 小池 能里子先生
早いもので今年も1月過ぎてしまいました。メールとお便りをありがとうございました。
小池先生はまた新たな活動を始められたのですね! 
今年もまたたくさん刺激をいただけそうで嬉しいです。
さて、先々週、母が亡くなりました。昨秋から徐々に衰え、年明けからは食事の介助も
これまで以上に時間がかかるようになっていました。
 この介護生活はいつまで続くのだろうと疲労とストレスを感じながらも、あと半年や1年は
介護を優先しなければならないだろうと覚悟していました。

 ところが最期はほんとうにあっけなく、その時が来てしまいました。
母は直前まで食事をし、薬を飲み、そのまま眠るように息を引き取りました。
想定外のことに愕然としましたが、希望通りに在宅で看取ることができ、母も満足して
旅立ってくれたのではないかと思うようにしています。
 落ち着きましたら、またご連絡させていただきます。ご主人の介護を完璧に続けて
いらっしゃる小池先生には改めて脱帽です。だまだ寒い日が続きますので、どうぞお体を
大切になさってください。(中略)

  ★返信
 長年の介護本当に大変でしたね。本当によくお世話をして・・・感心していました。
お寂しいでしょうが、あなたは十分な事をなさったと思い「長年ご苦労様でした」と心から
労って差し上げたい気持ちです。お母さまもきっとご満足して旅立たれたことでしょう。
また、あなた自身もきっと何の後悔もないのではと、私は想像しております。
 私は現在夫の介護をしていますが、夫より4・5年後から認知症になった友人や知人は
一人は亡くなり、他の3人は今大変な状態です。それに比べたら、夫は感謝できるほど
「認知症優等生」です。もともと性格が良い上、早く手当てをしたこと、デイホームへ
週3回通っていること、9年間唯の一度も怒らせないことなどが、今の状態でいるのでは
ないでしょうか?夫をできるだけ今のままで長生きしてほしいので、自分なりに毎日一所懸命
対応しています。導かれるように「心理カウンセラー」になりましたが、これは気づかずに
夫のためだったのかも知れません。

 幸せなことに只の一度も夫が「いない方が良い」とか「うざったい」と思わないので
幸せな介護をしていると思っております。ご都合の良い日にいつでもお誘いください。
 間もなく梅が丘の「羽根木公園」で「世田谷梅まつり」が始まりますが、期間が長い
ので、その間にでもいらっしゃいませんか?我が家の地下に、なかなか評判のよい和食の
お店ができました。まだ50歳代のK子さん、人生は60歳からですよ!
 元気出してくださいね。間もなく春。明るく前を向いて過ごしましょうね。
                                小池能里子

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