ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

楽しい思い出は「心の中の宝石」

2020-01-16 08:40:03 | エッセー

 久しぶり「アンドレ、ギャニオンシリーズ」のCDを聞いたが、それはあまりに

叙情的で、大好きだけれど気持ちが高揚していないと、何だかメランコリックになる。

 この曲を初めて聞いたのは、目白に「フォーシーズンホテル」のラウンジだった。

 経堂駅の近くの英会話教室で知り合った人が「今フォーシーズンホテルで弾いて

いるが、今回で最後になる」と聞いて、とても雰囲気のある美人のTさんの演奏が

どうしても聞きたくなり、花束を持って友人と一緒に聴きに行った。

 音楽には大変感受性が強い私だが、その時聞いた曲はまるで私の心の中にやさしく

フワーっと広がってくるように感じて、「こんな感覚初めて、これってなにかしら?」

と思った。弾いているTさんの傍に行って、「今の曲は何という題ですか?」と聞いたら

「愛に包まれて」と教えてくれた。何とロマンチックで素敵な曲だろう、私の心の中に

はフワーッと浸み込んでいくような、広がるような、今まで経験したことがない感覚。

それはきっと、「私の心の琴線をやさしく刺激したのだろ」と思ったが、昼下がりの

1月のとても寒かった日に、ラウンジの一部飛び出したような暖かい陽だまり。

 まるで個室のような雰囲気で聞いた曲は、一生忘れられなくなった。

 

その後Tさんがプレゼントしてくれたのが「アンドレ・ギャニオンシリーズ」のCD

だった。後で知ったが演奏したピアノは「クララ・シューマン」が弾いていたそうだ。

 そして、Tさんと親しくなり、偶然にも誕生日が同じだと気づいたのは、それから

2年程してからだった。私達は20歳違いだが、何でも話せる心友になった。

 久しぶりに聴いて思わずメールしたら、すぐに返信があり、お互いに「素敵な思い出

は心の宝石」と、また感覚的に共通点が見つかった。

 私は音楽の思い出は数限りないが、こんな素敵なイメージの共通な思い出があり

世代が違う情感豊かな心友がいてくれる、私はとても幸せだと思った。

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