ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

心は年取らないのよ!

2020-04-04 08:24:04 | エッセー

 昨日の読売夕刊「発言小町、65歳の母絵文字だらけのブログ」にショック、それ

に答えてさまざまな意見があった。人生100歳時代と言われている現代は、「60歳代

は高齢者の中ではまだ若者」と言っても良い世代。でも、私が思春期の15歳の経験

では、「25歳までに死にたい。40歳過ぎて生きているなんて信じられない」と思って

いた。文学少女で厭世主義だったので、本気で思ってそう思っていたのに、もう84歳

なのにまだ生きている私。こんなに長生きするなんて、思春期の私には想像もできなかった

のに・・・何とおこがましい!でも、これこそ何も知らなかった、若さゆえの傲慢さか

も知れない。

これは個人差が大きいか知れないけれど、あなたのお母さんはとても気持ちが

若い方ではないかしら?むしろ喜ぶべきだと私は感じるけど・・・

 超高齢の私はほとんど自分の年齢を考えず行動している、つまり、気持ちが若過

ぎて困っているのです。でも、他人に迷惑かけなければよいではありませんか!

 結論を申し上げると、あなたも年を取って見なければ、お母さんの気持ちは

多分理解できないでしょう。人生100歳代と言われている現在、私は物書きだから

文章で自分の気持ちをある程度表現できるけど、そうでない高齢の若者達は、そんな

絵文字で表現するのかも・・・

 

 でも、人間はその年齢にならなければ、その年齢の気持ちが理解できないのは事実

です。だって、84歳の私だって、90歳とか100歳の方の気持ちは、想像はできても

よく分からないのですから・・・時間の流れは命ある動植物には、すべて同じで

それは神様がこの世で只一つだけ、平等に給えて下さったもの。

 でも私は思います。同じように年齢を重ねるのに、今只若いだけで自分の存在感

が素晴らしいと思っていて、高齢者を自分と対等に見ない人が多いことを・・・

 また、そんな考え方が当然と、認めている社会的風潮があることが、「若いことは

優れている?」ような、価値観になっているのかも知れません。

 これは自明の理ですが、今青春時代を謳歌している?あなたも、間違いなく高齢に

なるのですから・・・超高齢の私ですが、もしも神様が「もう一度若くして上げる」と

もしもおっしゃっても、お断りします。何故なら今の年齢でも十分幸せだから・・・

コメント
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