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中国と日本の文化の違いに奮闘?しながら
日々感じた事、大好きな中国ドラマなどを綴る蘇州ブログです。

中国ドラマ 『瑯琊榜之風起長林』残りあと8話となりました

2018年02月02日 | 中国ドラマ
 『琅琊榜之风起长林(瑯琊榜之風起長林)』を現在42話まで見ています
 全50話なので、残すところあと8話となってしまいました

 『琅琊榜之风起长林(瑯琊榜之風起長林)』を見始めた時に改めて思った事は
 このドラマは梅長蘇の『瑯琊榜1』の続編で世界観は引き継がれているものの
 まったく違うお話なんだという事
 (あたりまえなんですけど)

 当初はやはり梅長蘇がいない事で何かさみしいような、ものたりないような・・・

 
 しかし、しかしですね
 そこはやはり『瑯琊榜1』と同じ脚本家と監督が手掛けた作品だけあって
 どんどん物語に引き込まれまして

 「見て良かったー」と心から思っています
 

 続編というのは失敗する率高いと思うんですが
 この続編は中国人の評価も高く

 
 (中国の辛口評価サイト「豆瓣」、7.0ポイントを取れるドラマは少ないです)

 「豆瓣」でも8.6ポイントの高評価です
 (ちなみに梅長蘇の『瑯琊榜1』の「豆瓣」評価はさらに高い9.0ポイントです、当然)


 3月に日本でも放送されるそうなので詳しいあらすじは控えますが
 とにかくですね、長林王府の人達がいい!
 
 とくに立派な長林王になった「萧庭生」がものすごくカッコいい!
 (顔がいいとかそういうカッコよさじゃなくて、人としてステキ)

 もう私が何回も再生してしまうワンシーンを少しだけ簡単に簡単に紹介すると


 
 (病でもうすぐ亡くなりそうな父親「萧庭生」を見て悲しむ息子「萧平旌(ピンジン)」の図)

 病に倒れ死が近づいた「萧庭生」
 息子「萧平旌(ピンジン)」は少し外の風にあたりたいという父親を連れて外へ・・
 
 
 
 (父親の傍らに正座して話を聴く「萧平旌(ピンジン)」、『瑯琊榜』らしい静かな雰囲気がいい)

 父親「萧庭生」は後に一人残ることになってしまう「萧平旌(ピンジン)」に言葉を残します
 (この時のセリフと演技が素晴らしい)


 
 (歳を重ねても頼りになるカッコいいお父さん「萧庭生」)

 「萧庭生」はまず自分は生まれてから三つの幸福に出会えた事を
 息子「萧平旌(ピンジン)」に話します

 まず、自分は素晴らしい師匠に出会えたこと (これは梅長蘇のことですね)
 さらに、素晴らしい君主2代に仕えたこと (これは靖王と息子の梁帝のこと)
 最後に仲の良い家庭に恵まれ素晴らしい息子2人がいたこと
 

 そしてここまで本当に色んな事がありまして
 長林王府は大変なんですが「萧庭生」は言います

 「お前はやらねばならない事は全てやった、私の死後、長林のこの家に束縛されてはいけない」

 
 
 (自分を理解してくれている父親の気持ちを感じ、思わず泣き崩れる「萧平旌(ピンジン)」)

 そして自分の衣服は墓に、骨は梅峰に埋葬するよう言います


 
 (初めて「萧庭生」が梅長蘇と出会ったシーンが回想されて・・・)

 
 梅長蘇との出来事などを想い起しながら
 「萧庭生」は亡くなります

 
 亡くなって寂しいシーンではあるけれど悲しくない
 息子を包む大きな愛と自分の人生に満足して死んでいく気持ちが演技から伝わって
 なんだろうなー、「良い死」であったと感じてしまう名シーンです

 「萧庭生」を演じた俳優「孙淳(スン・チュン)」さん
 中国人はみんな素晴らしい俳優だよと言いますが、確かに。



 
 素晴らしい俳優で思い出しましたが


 
 (「萧平旌(ピンジン)」の兄「萧平章(ピンジャン)」と
 奥さんの「蒙浅雪」←彼女は蒙大統領の兄弟の孫という設定)


 「萧平旌(ピンジン)」の兄「萧平章(ピンジャン)」を演じた有名二枚目俳優「黄晓明(ホアン・シャオミン)」

 彼は今まであまり演技力が高くないという評価でしたが
 この『琅琊榜之风起长林(瑯琊榜之風起長林)』に出演以降
 彼は素晴らしい俳優になったと中国人は評価を上げています


 とにかく『琅琊榜之风起长林(瑯琊榜之風起長林)』も素晴らしい作品です
 『琅琊榜1』にハマりすぎて続編は見る気がしない・・という気持ちの方もいるかもですが
 見る価値は絶対にあるドラマです

 そして「梅長蘇」が大事に守り育てた「萧庭生」とその子のお話です
 だから「梅長蘇」ファンとして見届けてあげねばと思うのです・・・


 
 ※ 日本では『琅琊榜2』3月26日より「衛星劇場」で放送開始
 ※ 『琅琊榜之风起长林(瑯琊榜之風起長林)』の記事はこちら→


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (じろりん)
2018-02-07 13:30:50
いけさん、こんにちは。
とても楽しみにしているドラマなので、色々教えて頂けて嬉しいです。ありがとうございます。
「この人が皇帝だったら、どうなっていたんだろう」と、視聴者が「もしも」を考えてしまう、素晴らしい人物になっている庭生に注目したいと思います(もちろん俳優さんの名演技にも)。
ホァン・シャオミンは数年前に「神鵰俠侶」を見て、好きな俳優さんの一人になりました。40代になって脂が乗ってきた頃に良い作品に巡り合えて、演技の評価が上がったんですね。彼の芝居も楽しみにしたいと思います(CS契約していない私が視聴できるのは多分ずっと先ですが)。
Unknown (いけ)
2018-02-08 16:28:49
>じろりんさんへ
こんにちは、こちらこそコメントありがとうございます
庭生役は『瑯琊榜1』から引き継がれている登場人物という事でセリフや設定の一つ一つを監督と脚本家が考えに考えたそうです。梅長蘇の弟子として学んだ庭生が「この時、このような行動をするだろうか」、「こういうセリフを言うだろうか」など仔細に考えながら役を設定したそうですよ。ぜひ楽しみに見てください。
視聴は先になるかもとの事ですが、待つ楽しみもありますよ。待った分だけ楽しみも倍になります、それに相応するドラマだと私は思います。
Unknown (のり)
2019-06-28 12:34:42
いけさん はじめまして。のりと申します。
「瑯琊榜之風起長林」を日本のBSで観ています。
上海に居る主人の同僚の方から瑯琊榜の事を知ると
同時に放映が開始され、毎日楽しく観ています。
録画して感動する言葉や場面の時には何度も繰り返し観ます。何度も繰り返し聴いているうち中国語にも興味が出てきました。
只今35話。同じドラマを観て共感できる方がいるだけでうれしい限りです!
Unknown (いけ)
2019-07-16 00:28:33
>のりさんへ
こんにちは はじめまして
コメント頂きありがとうございます
お返事が遅くなり申し訳ありません
日本のBSで「瑯琊榜之風起長林」が放送されているとの事、とっても嬉しいです
お返事が遅れたので、今どのあたりを放送しているのか気になります、もう最終回まで放送されたのでしょうか、最後まで本当に面白いですよね
録画して何度も見ておられるとの事で気持ちがすごくわかります
中国ドラマはいい作品がたくさんありますので中国語の勉強にもおすすめですよ
メールをいただいて私もまた長林王府のお話が見たくなってしまいました

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