ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

190727 薬が奏功か、熱が下がり、昼から九博アート展、テンペラ画教室にでむく。

2019年07月27日 | ボランティア

 昨日再処方してもらった薬がきいたのか昨夜は咳、痰、熱から解放された。いくばくか咳は残るものの、熱も7度7分から6度8分にさがった。23日夕方は症状があいまいだったが昨日ははっきり先生に症状を伝えたのでそれにあった薬を出してくれたのだろう。その点は日本の医薬品はたいしたものなのかもしれない。根ほり葉ほり聞くことはない昨今の医者にとってあいあまいな患者の話には通り一遍の薬しかださない,出せないのだろうということだ。

 ということで、咳も収まりなんとか行けそうということで2時からの「きはら ごう」さんのテンペラ画教室の撮影とテンペラ画をまなびに出かけた。薬のせいで頭も視界もぼーっとした感じだがとにかく九博へ。暑い。今日も33度をこえるとか。

 13時半受付開始で20人ばかり研修室に参加者が待機、先生が進行プログラムをホワイトボードに書いておられた。90分で参加者のあるていど満足のいく結果をもって帰ってもらいたい講師の先生方の苦労するところだ。

 14時。4人掛け8テーブルがほぼ満席になり、教室がスタート。テンペラ画について知っている受講者は約3割。現在のような油絵が普及する16世紀以前は顔料に固着剤として卵黄が使われていた。有名な作品は「ビーナスの誕生」など。経年変化がすくなく数百年を経ても鮮やかな色を保ち続けるとのこと。顔料+油=油絵具、顔料+アラビアガム=水彩絵の具、顔料+ゴム溶液=パステル、そして顔料+卵=テンペラというわけ。

 特徴は乾いてしまうと水に溶けにくくなり固まるが、水で薄くもできるし、紙でこすり取ったり、乾いたらカッターでそいだりもできるということか。今回は3原色だけだが顔料とくみあわせればいろんな色の絵の具を自分で作りながら描けるところが面白いとか。勘どころをおさえた講義のあと60分の実習。

先生の演壇を受講生がとりまいて技法を見聞する。その後、参加者は先生の書かれた手本をみながら九博の建物と周囲の緑の樹々をテンペラ作画、チャレンジ。

 一部、ボランティアも参加していたが結構サマになる絵を書き上げていた。こんな体験があらたな趣味へと高じてゆくのかもしれないですね。。15時半教室が終了、きはらごうさんからのおみやげのポストカード手渡し。参加者大喜び。そこに東京オリンピックキャラクターの生みの親として一躍有名にっている谷口亮さんが飛び入りで教室に。ご自身のデザインになるウチワにサインをしてくれるということで大騒ぎ。

その後、エントランスホールの「きはらごう」さんの作品の前でアーティストトーク。パリの個展でも展示されている桜島などの作品のまえで熱烈トーク。参加者は熱心に聞き入っていた。

まさに九博は暑い夏を迎えんとしている。少々疲れたので16時帰路に着く。今日は土用の丑の日。

妻がうな丼を作ってくれているはず。九博でアートを楽しもう展は明日の「漫画教室」でいよいよフィナーレとなる。講師は去年館外研修で訪問した北九州市漫画ミュージアムの田中時彦館長。うなぎを食べて最後のひと踏ん張りをしよう!!

 


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