タフト法は流れの方向の取得を目的としたもので,タフト法から流速を取得するには色々と工夫が必要になります(鋭意努力中).一方,流速を取得する方法には様々なものが提案され,実用化されています.点ではなく領域を対象とした流速計測は,現在では粒子画像流速計測法(PIV)が主流になっています.
ただ,PIVを実環境で用いるためには,いくつかの課題があります.その1つがスリット光(シート光)の生成です.通常は,強力なレーザ光からシート光を作るのですが,安全面での問題があります.我々のグループでは,低出力の複数の光源を回転させることでシート光(※スリットを介さず直接)の生成を試みています.試作機は,西日本工業大学の藤圭一郎先生に依頼して製作して頂きました.多謝です.
はじめに概念図を.低出力のレーザーポインタなどを図のように並べて回転させるというものです.
次に,実機製作のためにCADで設計.下図はレーザーポインタを固定する部分.
そして,試作機.3Dプリンタって凄いです.