Lucky☆Sardonyx

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全員「アウト」

2009-11-26 23:57:54 | コメント
プロ野球で戦力外通告を受けた選手を対象とした、今オフ2度目の12球団合同トライアウト(入団テスト)が25日、神宮球場で行われ、投手11人、野手5人の計16人が参加した。この日12球団から入団を打診された選手はなく、参加者も過去最少。厳しい社会情勢が球界にも反映された形となった。

雨上がりの空は快晴でも、選手の表情は晴れない。参加者16人、12球団から声がかかった選手はゼロ。わずかに横浜戦力外の山北茂利、岡本直也の両左腕投手が、台湾プロ野球の興農ブルズからアプローチを受けただけだった。

 山北らは「選択肢のひとつとして考えます」と話したが表情は複雑だ。04年以降は、トライアウトから毎年10人前後が再契約にこぎつけた。

 今オフはのべ58人が参加し、現状ではロッテが山田秋親投手(元ソフトバンク)、的場直樹捕手(ソフトバンク)と再契約しただけ。ロッテは今岡誠内野手(阪神)を来春のキャンプに参加させるが、他球団の動きは鈍い。

 ネット裏で視察した在京球団の編成担当者は「トライアウト外での再契約も少ない。育成選手を一定期間、育てようという球団も増えている。戦力外の選手も、不景気で早めに野球以外の就職先を探している」と話す。球団には一定の年齢に達した戦力外選手を敬遠する傾向があり、選手も再スタートのチャンスを逃しては…という意識が働いているようだ。

 日本野球機構(NPB)は、2年前に再就職の相談に乗る「セカンドキャリアサポート」を設けた。「例年100人前後の退団者のうち、75%は国内外で引き続き野球にかかわれている。野球界は他の業界に比べて(再就職の)懐は深いと思っていたが…」と同担当の手塚康二氏はため息。今オフの情勢は不透明で、この日も進路未定の選手に相談するよう呼びかけた。

ひと握りのスター選手以外の将来には厳しい現実が待ち受けているということか・・・とはいえ、それを承知で飛び込むプロの世界、因果は繰り返される。

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