海上保安庁海洋情報部は7日、深海に生息するシロウリガイの大規模集団が、グアム島南西沖のマリアナ海溝で見つかったと発表した。生命の起源を知る上で手掛かりになるとしている。
シロウリガイは、日光が届かない深海の湧水域に生息する二枚貝。エサを食べず、硫化水素を体内の菌で化学合成してエネルギーにしている。
同部によると、マリアナ海溝では、地球内部のマントルと呼ばれる岩石が露出する水深5620メートル付近の湧水域で発見。岩石が別の岩石に変質する過程で発生する水素やメタンが反応してできる硫化水素で生きているという。
マリアナ海溝や、マントルの湧水域でシロウリガイが発見されたのは初めて。同部の小原泰彦上席研究官は「約40億年前の原始生物の発生は、同様な岩石の変質でできる水素などが重要な役割を果たしたと考えられている。今回の発見はそれを裏付ける」としている。
調査は静岡大学などと共同で2010年9月に、海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)の有人潜水調査船「しんかい6500」で実施。研究成果は今週発行の米国科学アカデミー紀要電子版に掲載された。
シロウリガイは、日光が届かない深海の湧水域に生息する二枚貝。エサを食べず、硫化水素を体内の菌で化学合成してエネルギーにしている。
同部によると、マリアナ海溝では、地球内部のマントルと呼ばれる岩石が露出する水深5620メートル付近の湧水域で発見。岩石が別の岩石に変質する過程で発生する水素やメタンが反応してできる硫化水素で生きているという。
マリアナ海溝や、マントルの湧水域でシロウリガイが発見されたのは初めて。同部の小原泰彦上席研究官は「約40億年前の原始生物の発生は、同様な岩石の変質でできる水素などが重要な役割を果たしたと考えられている。今回の発見はそれを裏付ける」としている。
調査は静岡大学などと共同で2010年9月に、海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)の有人潜水調査船「しんかい6500」で実施。研究成果は今週発行の米国科学アカデミー紀要電子版に掲載された。
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