Lucky☆Sardonyx

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ヤクルト奮闘☆

2011-07-13 23:20:18 | コメント
 唯一の苦手・阪神戦を1勝1敗で乗り切り、12日から2位・中日との首位攻防3連戦(神宮)で早くも2戦先勝したヤクルト。10年ぶりのV奪回を果たせば相乗効果は絶大だ。閉塞状態のセ・リーグに風穴を開け、球界全体に新風を吹き込むからだ。

 今年もパ・リーグとの交流戦に惨敗。地盤沈下が止まらないセ・リーグの一因は、旧態依然のペナントレースの繰り返しにある。「パ・リーグは戦力が均衡しており、どこが1位から6位になっても不思議ではないから、嫌でも盛り上がる。が、セ・リーグはハッキリと3強3弱に分かれてしまい、意外性がなく、面白みがない」

 球界OB、関係者がこう嘆いていたように、2002年から昨年まで3強がペナントを独占。巨人4回、中日3回、阪神2回。クライマックスシリーズ(CS)が始まった07年からは3弱は最初から3位狙いが本音だ。が、実際にCS出場したのは09年の高田ヤクルトだけ。ファイナルステージは4年連続して中日対巨人という超マンネリぶりだ。

 しかも3強3弱は、格差社会の反映で、球団選手総年俸の違いでもあったから、ますますリーグ全体に閉塞感が増す。こんな現状ではセ・リーグは活性化しようもなく、沈滞するばかりなのも当然だ。従来の展開ならば、巨人、阪神が低迷した今季は、自動的に球団史上初のリーグ連覇を目指す中日で決まりとなるところだ。

 だが、健全経営のヤクルトが孤軍奮闘して新風を吹き込んでいる。主役は小川監督だが、地味な脇役に徹している。長年、2軍監督を務めてチームを熟知。昨年はシーズン途中、休養した高田前監督の後を受け、監督代行として手腕を発揮。今季はさらにそのハンドリングに磨きがかかっている。

 勝てば監督の手腕、負けたら選手の責任。そんな監督が多い中では出色だ。「主役は選手。監督は裏方。勝てば選手がヒーロー。負けたら監督の責任」というスタンスを貫いている。小川監督がヤクルトを10年ぶりに優勝させれば、知名度、人気優先の他球団の監督人事にも好影響を及ぼすだろう。

 同時に、優勝は金だけでは買えないという証明になる。外国人選手を除くヤクルトの支配下選手平均年俸は横浜より下のリーグ5位だ。パ・リーグの完全マイナー化しているセ・リーグの威信低下に歯止めをかけ、再生するためには、ヤクルトの10年ぶりの優勝が欠かせない。

 リーグの活性化だけにとどまらない。東日本大震災の影響を受け、各球団ともに今季は大幅な収入ダウンは避けられない状況に置かれている。健全経営のヤクルトが優勝すれば、球界全体の正常化にもつながる。

 中日ファンの僕だが、今年はヤクルトには届かないと戦前より感じていた。ここ数年来、中日がリーグ内で唯一苦手としているのがヤクルトであるということもある。それに、昨年に引き続いてヤクルトがチームバランスの良い、いい勝ち方をしているので「優勝」という大輪の花を咲かせてあげたい、大輪の花を見てみたいという願望や期待もある。

 さて・・・結末はどうなりますか??

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