Lucky☆Sardonyx

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「精度の限界」

2012-07-14 23:22:30 | コメント
12日から続く九州豪雨で気象庁は、大雨に警戒が必要な期間を次々と修正した。当初12日発表の気象情報では「13日にかけて警戒」だったが、ずるずるとずれ込み、14日夕の情報では「14日夜にかけて」になった。

 雨量も、福岡県八女市の24時間雨量は14日昼前までに過去最多の486・0ミリと、前日の予想「14日正午までの24時間に福岡県の多い所で150ミリ」が大幅に外れた。

 気象庁は「予報精度の限界。梅雨前線の位置はおおむね予想通りだったが、暖かく湿った空気の流れ込む量と範囲の予想が十分でなかった」と説明する。

 大雨に関する気象情報では、九州北部で警戒が必要な期間を、12日未明の発表では「13日にかけて」▽13日未明は「13日昼すぎ」▽同日夕は「14日昼前」▽14日午前は「14日夕」▽同日夕は「14日夜のはじめ」―と修正を繰り返した。

 予報はスーパーコンピューターで大気の将来値を計算した「数値予報資料」に、雨などの観測値や予報官の判断を加味する。今回はスパコンが出した数値予報の精度が不十分だったという。

 今回の大雨は梅雨前線の真下で降ったのではなく、前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気で積乱雲が発達したのが主な原因。担当者は「局地的な積乱雲の発達など比較的スケールの小さな現象は予想しづらい」としている。

 気象庁は6月、予報用スパコンを新型に更新。今後、よりきめ細かい予報モデル(計算式)を運用する方針だ。