Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

高速祭の内訳は?

2009-05-07 23:28:08 | コメント
通行料1000円の大幅割引を実施してから初めての大型連休だった高速道路の1日平均交通量が、各地で大幅に増加したことが7日、高速道路各社のまとめで分かった。本州四国連絡橋の瀬戸中央自動車道(岡山、香川)と西瀬戸道(広島、愛媛)で昨年より80%、北陸道の朝日-親不知(新潟)で70%増えるなど、おおむね地方で10-30%、大都市で5-10%の増加だったという。

 一方でJRの新幹線や特急、急行の利用客は7%減と大きく落ち込み、あおりを食った格好。航空は、国際線が円高と燃油サーチャージ値下げ効果で4%増加。国内線はほぼ前年並みだった。

 高速道路各社によると、本四連絡橋の神戸淡路鳴門道(兵庫、徳島)や磐越道の猪苗代磐梯高原-磐梯河東(福島)でも40%の増加。10キロ以上の渋滞は昨年より約200回多い414回、30キロ以上の渋滞はほぼ倍増の58回発生した。

 JR旅客6社の乗客数は3年連続で前年割れ。各社は「景気低迷に加え、高速道路に利用者が流れた」と分析している。新幹線はJR東海(東海道)は7%減、JR東日本(東北、上越、長野など5線)も6%減だった。

 航空各社によると、国際線は8%増を見込んでいたが、新型インフルエンザの影響で4%増にとどまった。日航では北米や中南米路線で予約時より実際の搭乗者数が約4000人少なく、うちメキシコ便は約800人少なかった。全日空も米国便の搭乗者が予約数より約2000人少なかった。

414回の渋滞は余計であるが(苦笑)、通行料1000円の効果はてきめんに発揮されたということだ。経済効果も含め、この結果をどう受け止めるかで今後は大きく左右される。鉄道やフェリーといった通行料値下げの煽りを受けた他業界が利用客回復を狙った値下げ競争に参入すれば資金の流通も活発となり消費経済は確実に上昇へと向かうことだろう。

「薄利多売」は最早流通業の専売特許ではない。したたかに計算された中での価格競争の激化に期待したいところだ。