「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○挿絵俳句545・車前草や・透次559・2021-08-28(土)
○「車前草や旅に擦減る革鞄」(→透次559)
○季語(車前草・仲秋)【→Haiku and Illustrationへ →第12句集50句へ】
a plantago herb-
old leather bag for traveling
all over the country / Touji
【作句メモ】:車前草(おおばこ)は「曳かれる車の前の草」。日本全国どこの道端にも生えている雑草である。車寅次郎が旅鞄を置く路傍にはお似合いの草ではないか。今日は『男はつらいよ』の日(第1作公開日・1969)。
○特集俳句545・いろは俳句4-4(え)・茨木晶子03・2021-08-27(金)
○「えんえんと溝蓋のあり大月夜」(『火星一滴』2011)(→茨木晶子03)
○季語(大月夜・三秋)(「→関西現代俳句協会」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3・検索4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】
【鑑賞】:「いろは俳句(え)」の句は「えんえんと」の「え」。「えんえんと」という形容動詞にあてはまる漢字はいくつかあるが掲句のものは「延延と」であろうか。側溝の蓋は鉄製やコンクリ製がある。月明の中をしばらく真直ぐに歩く。