●方法俳句430・形容動詞効果1・丸茂ひろ子1・2019-05-09(木)
○「澎湃と森履へり風五月」(丸茂ひろ子1)
○季語(五月・初夏)(「俳句界201706」より引用)※「澎湃(ほうはい)と」形容動詞「澎湃たり」の連用形:水がみなぎり逆巻くさま。物事が盛んな勢いでわき起こるさま。【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:この句の柱は「澎湃と」という形容動詞であろう。意味は上に述べたが、「ほうはいとくつがへる森」は「五月の風」の瑞々しさ・荒々しさを的確に表現している。
●丸茂ひろ子(まるもひろこ)
○好きな一句「水を張り千枚の田を目覚めさす」2
○季語(田水張る・初夏)(引用同上)
【Profile】:1934年高知市出身。神奈川県小田原市に育つ。1984年志摩知子の「和賀江」創刊とともに同人となる。後、無所属。現代俳句協会会員。
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