●特集俳句0139・天体(星)08・兒玉南草・2013-08-16(金)
○「あるだけの山星いでぬ鉦叩」(兒玉南草01)
季語(鉦叩・秋)
山の上にはまばゆい星空が広がっています。存在するすべての星が天球に現れたかのようです。「星月夜」といえば秋。ここでは「かねたたき」との取り合わせとなっています。秋は星の美しい季節ですが、地上は猛暑真只中。
○兒玉南草(こだまなんそう)(1922~2000)
代表句「魚と水同じつめたさ麦の秋」02
季語(麦の秋・夏)
大分県生まれ。→野見山朱鳥に師事。「菜殻火」の編集に関わる。1964年、「海音」創刊、69年、誌名を「地平」に改め主宰。72年、角川源義主宰「河」に参加、75年、「河」賞受賞。俳人協会評議員。
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