俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○次元俳句616・付着(空間)3・鶴田玲子01・2023-04-16(日)
○「花片にまみれし櫂を上げにけり」(鶴田玲子01)
○季語(花片・晩春)(「→新・無形を視る秀句」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5・忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:「花片」は音数から「はなびら」と読むか。散る桜の花びらはありとあらゆるところに付着する。掲句はボートの櫂。水中から漕ぎ上げた櫂に付着した夥しい花びら。漕ぎ入れる時再度水中に放たれる。「→花びらの貼りついている消防車」(斉田仁)
○鶴田玲子(つるたれいこ)
○好きな一句「春のほか知らぬ雛をかざりけり」02
○季語(雛・仲春)(「→北の国から一句鑑賞(3)」より引用)
【Profile】:1933年北海道出身札幌市在住。「鶴居村」にて第34回角川俳句賞受賞。「壺」同人。