俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五体俳句614「手の甲にどっと桜の咲きにけり」(山本奈良夫)

2023-04-04 04:56:00 | 五体俳句

○五体俳句614・手の甲3・山本奈良夫01・2023-04-04(火)
○「手の甲にどっと桜の咲きにけり」(山本奈良夫01)
○季語(桜・晩春)(「→野風俳句日記」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:てのひらに咲いた桜であれば少しは扱い易かろう。しかし手の甲に咲いた桜はもはや手の施しようがない。しかも「どっと」咲いた桜であれば。


山本奈良夫(やまもとならお)(1951-2021)
○好きな一句「船は水色に定位置に草恋し」(『海程』198207)02
○季語(無季)(引用同上)

【Profile】:長崎県五島市出身。俳誌「土曜」(→隈治人主宰)、「海程」(→金子兜太主宰)に参加。第17回(1982年)海程新人賞受賞。

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