俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■方法俳句601「お降りや五体投地の母の骨」(『亜流』2012)(柿畑文生)

2023-01-05 04:56:00 | 方法俳句

○方法俳句601・仏教用語12・柿畑文生01・2023-01-05(木)
○「お降りや五体投地の母の骨」(『亜流』2012)(柿畑文生01)
○季語(お降り・新年)(「→現代俳句データベース」より引用)※「お降り」:元日から三日の間に降る雨のこと。正月というだけで、ただの雨でさえも、なにやら特別の恵みのように思える(「→きごさい歳時記」より)。【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「五体投地(ごたいとうち)」:五体すなわち両手・両膝・額を地面に投げ伏して、仏や高僧などを礼拝すること(「→Wikipedia」より)。お骨を墓石の下の土に還して埋葬したということであろう。折からの新しい年の霧雨の中で。


柿畑文生(かきはたぶんせい)
○好きな一句「眼かくしの鬼から合歓の花となる」02
○季語(合歓の花・晩夏)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)

【Profile】:1938年静岡県出身、牧之原市在住。東州相良妙法山最上尊祭主。「歯車」(→前田弘代表)同人会長。第4回→西東三鬼賞受賞。

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