俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五体俳句505・指18・太田嗟01・2020-11-17(火)
○「恵那山を指呼に茶の花月夜なる」(太田嗟01)
○季語(茶の花月夜・初冬)(「→俳人協会・俳句文学館」より引用)※【指呼しこ】1.指さして口でも唱える(=呼)こと。2.呼べばその声が届くほど近い距離。【→五体俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・か・き・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】
【鑑賞】:「指呼」とは上記の二つの意味があるが、掲句はどちらともとれそうである。(2)であれば間近にある故郷の山・恵那山をありがたく眺めている。茶の花月夜に。
○太田嗟(おおたああ)(1921~2016)
○好きな一句「さいかちのあまたの莢の梵字めく」02
○季語(さいかちの莢・晩秋)(「→575筆まか勢」より引用)
【Profile】:岐阜県中津川市出身。1942年「ホトトギス」初入選。1945年「笛」入会、→松本たかしに師事。1957年「年輪」入会、→橋本鶏二に師事。同年「ひこばえ」の指導にあたり、1972年「恵那」と改題、主宰となる。第6回年輪賞。昭和53年第1回岐阜県芸術文化特別奨励賞他受賞。