俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句368・深海色1・杉田菜穂1・2018-2-28(水)
○「黒板は深海の色風光る」(『夏帽子』2010)(杉田菜穂1)
○季語(風光る・三春)(→「大阪市立大学」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「黒板」は真黒ではありません。「暗い緑」か「暗い青」がリアルな黒板の色に近いと思います。この句では光の届かない「深海色#284377」という発見をしました。チョークで深海魚を描きたい気分になります。
●杉田菜穂(すぎたなほ)
○好きな一句「平城山に登れば届く春の星」2
○季語(春の星・三春)(「俳句」平成俳壇共選句)(※平城山丘陵ならやまきゅうりょう:奈良県奈良市と京都府木津川市の県境を東西に延びる丘陵)
【Profile】:1980年奈良市出身、在住。大阪市立大学卒。経済学博士。→茨木和生に師事。「運河」同人。「晨」同人。俳人協会会員。