俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0126・巻く(空間)01・鈴木道彦・2013-04-21
○「花の戸に巻て立たる莚かな」(鈴木道彦01)
季語(花・春)
まだまだ日本列島、桜は終わりではありません。今回の次元は空間の「巻く」。今回巻かれているのは「むしろ」。板戸に寄りかかりながらひっそりと花見むしろになるのを待っています。
○鈴木道彦(すずきみちひこ)(1757~1819)
代表句「人住て猶わびしさや山ざくら」02
季語(山ざくら・春)
江戸後期の俳人。仙台藩医の家に生まれ、江戸に移住。少年時代から俳諧に親しみ、→加舎白雄が奥羽を行脚した際門人となる。白雄没後、江戸に出て医を業とするかたわら→夏目成美・→井上士朗らと親交し、化政期江戸俳壇において最大の勢力を誇った。