俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句074・白015・藤木清子・04-25
○「しろい昼しろい手紙がこつんと来ぬ」(藤木清子01)
○季語(無季)
【鑑賞】:しろい昼にこつんときた手紙。謎の多い作者ですが、新興俳句系の句を多く詠んでいます。この句も赤紙を白に置き換えたのでは。軽々しくもこつんときたのは重過ぎる出征へのパスポートではなかったのか…。
○藤木清子(ふじききよこ)(?~?)
○好きな一句:「こめかみを機関車くろく突きぬける」02
○季語(無季)
【Profile】:明治30年代前半の生まれではないかと推定されているが、生没年・出身地不明。1933年の「蘆火」(→後藤夜半主宰)に藤木水南女で投句。のち「天の川」「京大俳句」に出句。1935年に→日野草城主宰「旗艦」が創刊されてからは、これに出句。1940年10月号を最後に俳句から身を引いて後は不明。
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藤木清子掲載句
03元日のそらみづいろに歯をみがく(元日・新年)〈色彩俳句463・みづいろ1〉2020/1/1