俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句074・爪01・土生重次・04-24
○「春愁や身をまげて塗る足の爪」(土生重次01)
季語(春愁)
この句にはなんと贅沢にも「五体」の要素が3つも入っています。「身体」と「足」と「爪」。今回は以外にも初登場の「爪」を取り上げます。これは女性が足の爪を塗っている情景だと思われます。男性の私は、足の爪を切るのが一苦労の体型になってきました。(~_~;)。
○土生重次(はぶじゅうじ)(1935~2001)
代表句「七月の耳よりも冷え耳かざり」02
季語(七月・夏)
大阪堺市生まれ。中学時代に叔父に俳句の手ほどきを受ける。学生時代はバンド活動などで俳句と遠ざかるが、1970年頃俳句再開、1974年「蘭」(→野沢節子主宰)入会、同編集長などを経て1991年俳句結社「扉」創刊主宰。