俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句074・深い(時間)03・黒柳召波・04-22
○「春深く若布の塩を払ひけり」(黒柳召波01)
季語(春深し)
若布に吹いた塩の白さを払っています。その塩分は海水の塩分です。春たけなわの季節となりました。
○黒柳召波(くろやなぎしょうは)(1727~1771)
代表句「沖に降る小雨に入るや春の雁」02
季語(春の雁)
江戸中期の俳人。別号は春泥舎。京都の人。裕福な商家に育ち、江戸に出て服部南郭に漢詩を学び、同門の→与謝蕪村を知る。のち京都に帰り蕪村に師事。蕪村は大いに期待していたが、40代半ばで病で没し悲嘆にくれた。その句は師蕪村に似て超俗典雅。