俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●特集俳句073・言葉=橋02・原田種茅・04-20
○「おぼろ夜の橋弧は耐へて人運ぶ」(原田種茅01)
季語(おぼろ夜・春)
始まったばかりの「特集俳句」は「言葉俳句」の「橋」第2弾。真中が高くなっている橋は石橋などに見受けられます。おぼろの夜に橋は人間の重さに耐えているようです。
○原田種茅(はらだたねじ)(1897~1986)
代表句「雁鳴くや星の下にも夜空あらむ」02
季語(雁・秋)
東京都文京区本郷の生まれ。1917年、慶応俳句会に入り、級友新井声風の紹介で→臼田亜浪に師事、1923年「石楠」同人となる。1919年父を失い慶応義塾を中退、実家の家業の日本橋十軒店三等郵便局を継ぐ。1923年の震災及び1927の不況により破産、1928年より「石楠」の編集にあたる。その後「河」の同人。