俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句034・赤03・田中冬二
○「春愁を赤きポストに投函す」(田中冬二01)
季語(春愁・春)
春愁をこめた文面の手紙なのでしょうか。投函するときの気持ちが愁いを帯びていたのでしょうか。それにしても「投函」という言葉は、美しい日本語の代表格ですね。
○田中冬二(たなかふゆじ)(1894~1980)
代表句「機関車の蒸気すて居り夕ざくら」02
季語(夕ざくら・春)
福島市生まれ。詩人。立教中学を終えて銀行員となる。句集は5冊。上林白草居の「草」に拠った。
「青い夜道」より(田中冬二)
…
町で修繕した時計を
風呂敷包みに背負った少年がゆく
ぼむ ぼむ ぼうむ ぼむ…
少年は生き物を背負っているようにさびしい…