切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

若尾文子の人気作品ベスト10

2015-06-05 23:59:59 | アメリカの夜(映画日記)
というのが発表になったんですが、わかっている人が投票したんでしょう。まあまあ納得です。でも、一位はちょっと変化球じゃないですかね~。というわけで、簡単な感想っ。


1位『しとやかな獣』(1962)※監督:川島雄三
2位『赤い天使』(1966)※監督:増村保造
3位『最高殊勲夫人』(1959)監督:増村保造
4位『女は二度生まれる』(1961)監督:川島雄三
5位『清作の妻』(1965)※監督:増村保造
6位『卍(まんじ)』(1964)※監督:増村保造
7位『妻は告白する』(1961)※監督:増村保造
8位『青空娘』(1957)※監督:増村保造
9位『「女の小箱」より 夫は見た』(1964)※監督:増村保造
10位『浮草』(1959)※監督:小津安二郎

『しとやかな獣』は今は亡き大滝詠一さんのフェイヴァリットとしても有名ですが、若尾さんの役としては少し変化球過ぎる印象なんですよね~。ただ、増村じゃなく川島雄三が一位って、ちょっと嬉しいな~。もちろん、増村も大好きだけど。

で、ちょっと残念なのは、溝口健二作品『祇園囃子』と『赤線地帯』が入っていないこと。この2本は外せないでしょ。

それと、天真爛漫な彼女の芝居が楽しい雷蔵との共演作『好色一代男』も、わたしの偏愛の対象だな~。あとは、前にも書いた未パッケージ作品『偽大学生』とか、大映末期の力の抜けた感じの芝居が印象的な『濡れた二人』、傑作ではないんだけど、軽快な佳作短篇『耳を嚙みたがる女』(オムニバス映画『女経』のなかの一篇)なんてのもよいですね。

と、やはり、わたしは若尾ファンだな~。

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