
尊敬するきっこさんの二冊目の本。わたしは、歌舞伎座の千穐楽の日の帰りに、銀座の本屋さんで買ったんだけど、一冊目のときよりは入手しやすくなっているんじゃないかな?で、わたしとしては、前の本のときも書いたけど、「この本に」というより、「きっこさん」に一票という意味で、お金を払ったつもり。これでも、彼女に払うべき対価としては安いんじゃないかとすら思ってますね~。
率直に言えば、この本の印象は、一冊目と変わらない。ブログでの破壊力は削がれ、教養あるエッセイストでもあるきっこさんの極々一面だけが伝わる印象。
そして、「きっこのブログ」の読者が好きな、最大公約数的なきっこさんの姿はここにはないなあというのが、素直なわたしの感想ですね。
わたしも、「きっこのブログ」に出会った当初は、貪るように過去の記事を読み漁ったし、そのつながりを知っていないと、今回の本に出てくるほのめかしの意味がわからないのではという感じも、正直してしまう。
たとえば、あの石原真理子の本ですら、ジャニーズ事務所の圧力を出版社が気にしたために、近藤真彦のことをイニシャルKと表現したように(といっても、さすが石原真理子、内容からしてバレバレでしたけどね。)、今回のきっこさんの本も、出版社の自己検閲の姿が想像できて、どうしても退いてしまうんですよ。
これは、新聞も含めた活字メディアと2ちゃんねるまで含めたネット社会との決定的な性格の違いを物語っているんだろうけど、このことに対する自覚がないなら、出版ってネットに押されていくんじゃないかなって思いますね。(もちろん、民事での賠償問題があるわけだけど。)
で、結論としては、この本の印税で、きっこさん、さらに「ブログ」で過激にがんばってください!ということかな。
因みに、わたしはきっこさんが、出版系ではなく、映像の世界の人間だと信じて疑わない者のひとりです。
・一冊目の「きっこの日記」の感想
率直に言えば、この本の印象は、一冊目と変わらない。ブログでの破壊力は削がれ、教養あるエッセイストでもあるきっこさんの極々一面だけが伝わる印象。
そして、「きっこのブログ」の読者が好きな、最大公約数的なきっこさんの姿はここにはないなあというのが、素直なわたしの感想ですね。
わたしも、「きっこのブログ」に出会った当初は、貪るように過去の記事を読み漁ったし、そのつながりを知っていないと、今回の本に出てくるほのめかしの意味がわからないのではという感じも、正直してしまう。
たとえば、あの石原真理子の本ですら、ジャニーズ事務所の圧力を出版社が気にしたために、近藤真彦のことをイニシャルKと表現したように(といっても、さすが石原真理子、内容からしてバレバレでしたけどね。)、今回のきっこさんの本も、出版社の自己検閲の姿が想像できて、どうしても退いてしまうんですよ。
これは、新聞も含めた活字メディアと2ちゃんねるまで含めたネット社会との決定的な性格の違いを物語っているんだろうけど、このことに対する自覚がないなら、出版ってネットに押されていくんじゃないかなって思いますね。(もちろん、民事での賠償問題があるわけだけど。)
で、結論としては、この本の印税で、きっこさん、さらに「ブログ」で過激にがんばってください!ということかな。
因みに、わたしはきっこさんが、出版系ではなく、映像の世界の人間だと信じて疑わない者のひとりです。
・一冊目の「きっこの日記」の感想
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