インターネットでバラ苗を探していたときこの名前が目に飛び込んで
きた。
「たそがれ?」
「面白い名前、どんなバラかしら?」
先ずは名前に惹かれ、早速いろいろなバラリストで調べてみる。
丸弁平咲きで四季咲き、青みがかった薄紫色。
画像で見ると花弁の丸みや紫の色具合が微妙、それに芯の黄色が
何とも鮮やか・・一重のバラが好きな私はすっかり気に入ってしまった。
紫と黄色、対立すべき色が不思議と溶け合って調和して見える。
なぜか?それは花びらのひらひらした優しさにあるのだと自分なりに
納得した。
春4月、私のガーデンでは一番の早咲きで、花持ちは良くないが
かわいい花が繰り返し咲いて愉しませてくれる。
「たそがれ時にだけ見せるあの山の色、そう、あの紫色ね。」
そういえば「ガラスの仮面」って漫画で、
舞台女優を目指すマヤが、心の支えにした人が
「紫のバラの人」でした。
辛い時や、さびしいとき、また舞台でがんばったとき、そっと紫のバラの花束をマヤに送っていました。
たそがれ。名前も素敵。